後継者不足の深刻化などによって、企業の幹部や管理職の育成に注目が集まっています。
またコロナ禍や働き方の多様化により、ビジネス環境も年々激しく変化しています。
このような状況下では、経営者視点で判断できる人材は必要不可欠であり、幹部や管理職の育成は企業の成長にも直結します。
しかし社内で育成研修を内製化しようとすると、リソース不足やノウハウ不足など様々な問題が発生します。
そこで今回の記事では、幹部・管理職育成サービスを外注できる企業を複数ご紹介します。
ぜひ自社に合った企業を見つけて外注を検討してみてください。
コンピテンシーコンサルティング株式会社
1社目は、コンピテンシーコンサルティング株式会社です。
当社は、早稲田大学ビジネススクールでの人材組織と、ベンチャー企業論の研究をもとに生まれたコンサルティングファームです。
経営と人事の統合の実現に優れたコンサルティング会社を目指し、人事の仕組みをうまく活用した経営戦略を促進しています。
主なサービスは組織コンサルティング・制度コンサルティング・研修コンサルティングの3つに分かれ、特に管理職に対するサービスを多く展開しています。
中でも研修サービスは多くの種類が展開されているため、どんな企業にも最適な研修プログラムが見つかります。
https://competencyconsulting.com
DIC幹部育成コンサルティング株式会社
2社目は、DIC幹部育成コンサルティング株式会社です。
当社は、徹底した現場主義で幹部社員を育成することで、経営者が経営に集中できる環境提供を目指す会社です。
主なサービス提供は飲食・小売・サービス業の領域となっており、これまでに株式会社モスフードサービス、株式会社ルミネ、東日本旅客鉄道株式会社などとの取引実績があります。
社長の本来の仕事は「経営」であり、会社の規模や店舗数が増えれば増えるほど、社長自身が現場にいることは難しくなります。
そこで当社は、安心して現場を任せられる幹部社員の育成に注力していて、コンサルティング自体も基本的には現場で行います。
育成プログラムは複数あり、自社がどんな人材を育てていきたいかに合わせてカスタマイズすることができます。
株式会社グロービス
3社目は、株式会社グロービスです。
当社は、国内で年間2000社以上の取引を行う、実績豊富な社員研修会社です。
経営幹部強化を図るスクール型研修サービス「グロービス・エグゼクティブ・スクール」を運営しており、これまでに多くのグローバルに活躍する卒業生を輩出してきました。
また特徴としては、女性管理職向けのコースも用意されている点や、すべてのカリキュラムがオフライン・オンラインのどちらでも受講可能という点です。
プログラム内容が様々であること以外にも、お客様一人ひとりに合った最適な学習方法を選んでいただけるように、複数の研修タイプを用意しています。
オンライン研修であれば場所や時間を問わず、短期間で高頻度の研修受講が可能となり、社員にとっても吸収の早い育成となります。
株式会社ビジネスグランドワークス
4社目は株式会社ビジネスグランドワークスです。
当社は顧客の99%が法人で、年間200社以上の研修を手掛けています。
実績豊富な社員によって多くの質の高いサービスを提供し、講師派遣型研修と公開型研修の2種類の研修を提供しています。
ちなみに研修実績の約90%は講師派遣型で、流通・小売業とサービス業界での実績が半数以上を占めます。
当社の特徴としては、研修プランナーとの詳細な打ち合わせを通して、顧客企業独自のオリジナル研修を企画する点です。
講師派遣料は、研修実施1日につき20万円からと、比較的リーズナブルな価格提案となっています。
オンライン研修では「ヒューマンスキル」などの内容を含め、全24回の講義を月2回ペースで受講でき、忙しい方でも無理のない参加が可能です。
株式会社ラーニングエージェンシー
5社目は、株式会社ラーニングエージェンシーです。
当社は、定額制で人が育つ仕組みづくりを図る会社で、オンライン動画研修サービス「Biz CAMPUS Online」を運営しています。
人材育成支援社数は13,000社以上、研修受講者数350万人以上という実績があり、期間限定の研修を含めると、300種類以上の講座が受け放題となっています。
特徴としては、当社のサービスは定額制となっているため、コストを気にせず期間内であれば何度でも受講可能であるという点です。
また会社や部署単位で利用すれば、研修全体のコストを削減することが可能です。
研修満足度は97.6%と圧倒的な数値を記録しており、支援実績としても大小問わず、多くの企業に選ばれ続けています。
https://www.learningagency.co.jp
SMBCコンサルティング株式会社
6社目は、SMBCコンサルティング株式会社です。
当社は、会員制で公開講座を受講できる「SMBCビジネスセミナー定額クラブ」を運営しています。
人材教育メニューとしては、対面型・Web型、そして公開講座・会員制・講師派遣に分かれ、階層別に400種類以上のコンテンツが用意されています。
コンテンツ内容としては、内定者・新入社員向けの研修から、経営幹部育成研修まで、階層別にカリキュラムが提供されます。
やはり定額制の良さとしては、何回視聴しても期間中の金額が一定額となる点です。
そのため、受講回数が増えるほど1回あたりの研修コストも割安になり、費用対効果の高い研修サービスをお探しの方には非常に最適です。
https://www.smbc-consulting.co.jp
株式会社タバネル
7社目は、株式会社タバネルです。
当社は「組織の力をタバネル」というキーワードから社名が名付けられ、OKRという仕組みを用いて企業を成長させるコンサルティングを提供しています。
OKRとは、何を達成したいのかという目的と、どのように目的を達成するのかという重要な結果指標を明確にすることで、企業の成長を導き出す手法です。
Googleで採用されている目標管理手法として日本で知られ、これまでに多くの企業に導入されてきた実績があります。
また管理職の育成プログラムもあり、部門別組織診断・研修を通して、管理職が活躍するためのマネジメントスキル習得が期待できます。
株式会社HCプロデュース
8社目は、株式会社HCプロデュースです。
当社は「人的資本で、組織の成長を支援する」をミッションに、人的資本経営に着目した多くのソリューションを提供しています。
特に、経営幹部・事業開発リーダー育成プログラムでは、企業の未来を支える経営幹部・事業開発リーダーを輩出するための企画・設計・運営をサポートしています。
プログラムの特徴の一つとして、企業が直面する経営/人材課題等を踏まえて、オンリーワンの育成プログラムをカスタマイズしている点が挙げられます。
また、国内外で第一線で活躍するプロフェッショナル講師による講義・ファシリテーションも魅力です。
講義は、顧客企業の現状や課題に合わせて、個別の階層別/職種別研修までを幅広く設計します。
単に知識共有やフレームワークのインプットをするだけでなく、ゴール達成を目指した実践的な学習機会を得られるのが当社のポイントです。
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
9社目は、株式会社日本能率協会マネジメントセンターです。
当社は、オンライン経営幹部育成研修サービス「J-クロシング」を提供しています。
サービス上では140以上のコンテンツが用意されており、定額で一流の研究者や経営者の講演を視聴することができます。
そして毎月10以上のコンテンツが追加され、タイムリーなテーマを学べるのがメリットの一つです。
オンラインサービスであれば、一定期間いつでも場所を気にせず受講できます。また、通信講座や定額制Web学習サービスなど全てリーズナブルに利用でき、研修のコスト削減にも役立ちます。
株式会社ブレインパートナー
最後10社目は、株式会社ブレインパートナーです。
当社でも経営幹部育成のプログラムを行なっており、アプローチ方法としては、経営者としての基本的知識を学ぶ研修や勉強会などが挙げられます。
ほとんどの顧客企業が3年、5年と長期に支援をしていて、非常に長いスパンでのサポートが得意な企業と言えます。
顧客企業の業界は、IT系から食品メーカー、不動産まで様々です。
https://www.brainpartner.co.jp/
おわりに
今回の記事では、幹部・管理職育成サービス及びプログラムを展開する会社を9社ご紹介しました。
会社の経営にとって、企業の幹部や管理職は組織の力を最大限に引き出す重要な役割となっています。
近年、幹部や管理職の育成を積極的に行う企業は増えていますが、それを企業の組織力向上や成長に繋げられている企業は多くありません。
そこで自社に合った育成プログラムを享受できる外注という方法は、企業の成長を望む多くの企業にとって有効でしょう。
ただし今回紹介したように、育成研修などのサービス提供を行う会社は多くあり、それぞれ特徴も異なります。
ぜひ自社の現状や課題に合わせて、適切な会社選びを行いましょう。