〇全体の市況感を掴みながらイーサリアムについて分析
・金利上昇の影響で株価・不動産価格下落
不動産も下がっています。
・一方で原油高、金高
インフレ→金利上げ→株、不動産を売って債券、金、原油にシフトするという流れができているかもしれません。
また、一方でFRBはインフレ率を下げるために引き続き金利を上げるものと思われます。過去の歴史を見ると、8%~14%まで上げる可能性もありそうです。(現在は4%近く)
- FTXトレーディング破綻により短期的には暗号通貨は不調か?
11/11にFTXが破綻したわけですが、イーサリアムについては実はその数日前から落ちてきています。ただし、この程度の下落はよくあることなので、影響は僅少ではないかと思います。
ちなみに、イーサリアムの希薄後の時価総額は20兆1543億円程度あります。一方で、ビットコインがビットコインの希薄後の時価総額は48兆0838億円ですので、その1/2程度まで影響力があるイメ―ジです。余談になりますが、時価総額40兆円といえば、Appleやマイクロソフトの時価総額と同じぐらいですが、実際はイーサリアムやビットコインもそれ以上の影響力があるので、本質的にはもっと価値が増えても良さそうです。
参考:時価総額
Apple Inc. 3238億8800万ドル(44.6兆円)
Microsoft Corporation 3013億1100万ドル(41.5兆円)
Amazon.com, Inc. 3211億9500万ドル(44.3兆円)
一方で気になるのは、やはり金利との関係です。金利が上がることで、イーサリアムの価格が下がっています。暗号通貨は株、不動産と同じような扱いにされているみたいです(歴史が浅いし、通貨としての裏付けが弱いため)。
今後、アメリカの金利が上がることを考慮すると、短期的には(1年スパンで)イーサリアムなど暗号通貨の価値は下がるものと予想されます。中長期的には(3年~5年程度)イーサリアムは、アップルやマイクロソフト以上の影響力がでてくると思われるので、本質的にはもっと価値が増えても良さそうです。
〇LANDについて(個別的に分析)
・LANDの価格
2022/11/25:最低価格1.05ETH(173,877円)
・ポイント
ーSandboxは引き続き成長するか?SANDは上がるのか?
FTX破綻の影響は受けているものの、ここ1年で大幅に減価している。これは金利上昇の影響をもろに受けた影響である。まだ、全体の時価総額は2000億円程度なので、下落の圧力に対する吸収力が少ないためだろうと思われます(まだ、吸収するほどのプレイヤーがいない。上昇するときは急激に上昇する。新興企業株に似ているかもしれません。)
The Sandboxのユーザー動向については、徐々に落ち着いてきています。
一方で、Sandboxの運営者サイドの方の情報によれば、芸能人などがどんどん参入してきており盛り上がっているとのことでした。
ーOthersideへのシフトの可能性は?(競合へのシフト)
Othersideはリリースしていませんが、Yuga Labs(運営元)AnimocaBrands(ゲーム会社)・Improbable(VRツール開発企業)がタッグを組んでいる点がまずは強力です。さらには、Yuga LabsがNFTの上位を現状占めている点も強力です。
時価総額:109,900ETH(191億円)がThe Sandboxと比べて1/10程度。これは、まだリリースしてないことから所有したいと思う人が少ないということかもしれません。
メタバースの中で最も人気なだけあって、すでにある程度の安定性を見せていると言えます。
『2022年6月現在時点でのFloor Priceは「2.174ETH」』であったものの、現在は半値になっています。この段階でもそれなりに買い占めている人がいます。
〇Decentralandに関して
30daysで903人(The Sandboxが11880人と比べて少ない・・・)。傾向を見ても、低位安定している。The Sandboxの方が、ユーザー数、取引売上高、資産残高が多いので良いかも。