国内のアバターの市場規模は1兆円を超える?市場拡大の理由を解説

アバター投稿者:

SNSのアイコンにアバターを利用したり、ゲームでもアバターをコレクションしたりして楽しむ時代が到来しました。

それ以外にも、ビジネス上でアバターを活用する動きが出てきており、国内・国外ともにアバターの市場規模は拡大すると予測されています。一体、アバターの市場規模は拡大していくのでしょうか?

今回は、アバターの市場規模について解説します。この記事を読めば、アバターの市場規模が拡大する理由まで分かるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

アバターの市場規模

まずは、世界と日本のアバターの市場規模について解説します。

世界の市場規模は約1兆3,000億円

米国の調査会社Emergen Research社の独自調査では、2020年の世界のアバター市場規模は100億3,000万米ドル(約1兆3000億円)だと述べられています。主にエンターテイメントで活用されているアバターですが、教育セクターや小売セクターでの活用も検討されており、2030年にアバター市場規模は5,275億8,000万米ドル(約68兆5,796億円)に達すると予想されています。

国内の市場規模は約744億円

国内調査会社の矢野経済研究所の独自調査では、2021年の国内のアバター市場規模は744億円だと述べられています。仮想空間を利用したオンラインイベントを提供するなど、メタバース事業に参入する企業が増えてきており、2026年には1兆円まで市場規模が拡大すると予想されています。

補足:世界のアバターの活用方法の参考にしよう

国内・国外のアバター市場規模を比較すると1兆3,000億程度の差があります。つまり、国内でアバターを普及させるためには、世界のアバターの活用方法を参考にすると、ビジネスの成功率が上がりやすくなります。そのため、世界の企業のアバターの活用方法を参考にしましょう。ちなみに、ビジネス上でアバターを活用すると得られるメリットは、以下の通りです。

アバターを活用するメリット

  • 接客業務を無人化・省人化できる
  • コミュニケーションを活性化できる
  • アバターのコレクションで楽しめる

アバターの市場規模が拡大した理由

世界のアバター市場規模は100億米ドルを突破しました。なぜ、アバターの市場規模は拡大したのでしょうか?ここでは、アバターの市場規模が拡大した理由をご紹介します。

コロナ禍でSNS利用時間が増加

新型コロナウイルス感染拡大で新しい生活様式になり、コロナ前と比較してSNSを利用する時間が「すごく増えた」「増えた」と回答した人は3割という結果に。利用する頻度が高いSNSでは、LINE(38%)、Twitter(35%)、Instagram(17%)となりました。

SNSアカウントのアイコンにアバターを登録する方が増えてきて、アバターが認知されるキッカケとなりました。アバター作成ツールとしてはZEPETOなどが有名です。

巣ごもり需要でゲーム需要が増加

新型コロナウイルス感染防止のために外出自粛が呼びかけられて、巣ごもり需要でゲームの売上が伸びました。PS5や任天堂スイッチなどのゲーム機器は品切れ状態で、入手困難になるほどゲーム需要が増加しました。

近頃は、インターネット接続して世界中の人とバトルできるゲームが増えてきています。例えば、フォートナイトは、好みのアバターを購入して闘うシューティングゲームで、アバターの売上などで1年間に5,000億円を売り上げるほど人気のゲームになりました。フォートナイトのように、アバターを購入して楽しむゲームが増えてきており、アバターの市場規模が拡大しました。 

非対面ビジネス推奨によりアバター接客が流行

新型コロナウイルス感染防止のために非対面ビジネスが推奨され、アバター接客システムが導入されるようになりました。デジタルサイネージ上にアバターがいて、画面をタップすると接客対応してくれるシステムです。

デパートや駅などでデジタルサイネージの案内板を見かけたことがある人は多いでしょう。顧客対応や案内などにアバター接客システムが利用され始めてきており、アバターの市場規模が拡大しました。

今後もアバター市場規模が拡大する理由

国内・国外共にアバター市場規模は拡大すると予想されていますが、それは何故なのでしょうか?今後もアバター市場規模が拡大する理由について解説します。

メタバース教育の普及

インターネットにログインして、アバターで教育を受けるメタバース教育の取り組みが始まっています。

国内では、中央大学国際情報学部の英語カリキュラムで、メタバース教育が実験的に取り組まれています。メタバース教育はアバターを利用することで、不明点を質問する際に恥ずかしくないなどのメリットがあり、コミュニケーションが活性化する効果が見込めると研究結果で分かりました。

米国では、VR英語学習レッスンが用意されており、空港やレストランの場面を3D映像に没入して英語を学べるというサービスも普及しています。2022年7月には、英会話教室イーオンがVR英語学習レッスンの提供を開始しました。

アバターファッションの登場

インターネット上で利用されているアバターにファッションを提供するメーカーが出てきました。アバターファッションで大きな話題を集めたのは、「あつ森(あつまれどうぶつの森)」。あつ森のゲーム内で、実店舗で販売されている洋服が配布され、オンラインとオフラインを交差するような施策が展開されました。

アバターに何を着せたいかと考えると、自分の好きな服と連動したものになっていき、実店舗で洋服を購入できると感動につながる。そのような施策で、売上アップを目指すファッションブランドも増えてきました。 

デジタルヒューマンの活躍

非対面ビジネスの顧客対応で、接客アバターシステムが利用され始めていますが、より人間に近いビジュアルをしたデジタルヒューマンが登場する予定です。人間に近いデジタルヒューマンとして大きな注目を浴びているのが、バーチャルモデルのimmaです。ImmaがTVやネット広告のモデルとして活躍する時代が間近に訪れると言われています。

まとめ

メタバース上のアバターの市場規模は、国内・国外共に成長し続けています。今後も市場規模は拡大すると予想されていますが、以下のような背景が影響しています。 

アバターの市場規模が拡大した理由

  • コロナ禍でSNS利用時間が増加
  • 巣ごもり需要でゲーム需要が増加
  • 非対面ビジネス推奨によりアバター接客が流行 

今後もアバター市場規模が拡大する理由

  • メタバース教育の普及
  • アバターファッションの登場
  • デジタルヒューマンの活躍 

ぜひ、これを機会にアバターの活用を検討してみてください。

 

※参考文献

『Emergen Research 2030年に5,275億8000万米ドルに達するデジタルヒューマンアバターの市場規模』
『矢野経済研究所 メタバースの国内市場規模予測』
『大学ジャーナル 3D仮想現実空間でアバターとなって学ぶ「メタバース教育」 ――中央大学・斎藤裕紀恵准教授の英語教育実践に見る“未来の教育”

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