地方創生を推進する注目のベンチャーキャピタル一覧:地域特化型VCの特徴と影響

地方創生を推進する注目のベンチャーキャピタル一覧:地域特化型VCの特徴と影響

アバター投稿者:

地方創生が進む中で、地方において新たなビジネスチャンスが生まれてきています。同時に地域特化型のベンチャーキャピタルの役割がますます重要になっています。

この記事では、地方に焦点を当てたベンチャーキャピタルを紹介します。これらのVCは、地域の創造性とイノベーションを支援するために、特定の産業やテクノロジーへの投資だけでなく、地域社会全体の発展に貢献しています。

Contents
  1. 地域に特化したベンチャーキャピタルについて
  2. 地域に特化したベンチャーキャピタル20選
  3. まとめ:エリア特化型VCは地方の特色を生かせる

地域に特化したベンチャーキャピタルについて

握手をするビジネスパーソン

地域に特化したベンチャーキャピタル(VC)は、主に地方や地域社会のスタートアップおよび中小企業に投資し、支援を行う投資ファンドです。

これらのVCは地方経済の活性化とイノベーションの促進を目的としており、一般的なベンチャーキャピタルと同様に運用されますが、投資の対象や戦略に地域特有の要素を取り入れています。以下はその主な特徴です。

【投資対象】

■スタートアップ企業: 新技術や独自のビジネスモデルを持つ初期段階の地域発のスタートアップ企業。

■成長段階の中小企業: 拡大を目指す既存の地方企業。

■イノベーションを促進するプロジェクト: 地域の特産品を活用したビジネスや観光関連プロジェクトなど。

【活動内容】

■資金提供:資金提供

■ビジネス支援: 経営コンサルティングや専門知識の提供、ネットワーキングの機会提供など。

■技術移転: 大学や研究機関との連携を通じて、最新技術や知識の地方企業への移転を促進。

【期待される成果】

■地方創生: 成功事例を生み出し、他の地域や国外からの注目と投資を引き寄せる。

■生活の質の向上: 地域社会の生活水準向上や文化的発展への貢献。

地域に特化したベンチャーキャピタルは、投資対象とする地域の特性やニーズを深く理解し、地方経済全体の活性化を目指すことが特徴です。地域社会に根差したアプローチにより、持続可能な地方発展を実現するための重要な役割を担います。

ベンチャーキャピタルのタイプ

ベンチャーキャピタル(VC)には、その背後にある資金源や運営体制によって異なる属性があります。

■独立系ベンチャーキャピタル(Independent VC)

これらのVCは独立した投資ファンドとして運営され、投資判断を独立して行います。

■銀行系ベンチャーキャピタル(Bank-affiliated VC)

銀行や金融機関が設立または運営に関与するVC。銀行の広いネットワークと資金力を活用して投資を行います。地域特化型のVCでは多くの場合地方銀行が関わっています。

■企業系ベンチャーキャピタル(Corporate VC)

大企業が設立または運営に関与しているVC。戦略的な投資を行い、自社の事業や技術の拡張を図る目的が強い。

■政府系ベンチャーキャピタル(Government-backed VC)

政府や公的機関が支援するVC。特定の産業や地域経済の発展を促進する目的で設立されることが多い。

■大学系ベンチャーキャピタル(University-affiliated VC)

大学や研究機関が関連するVC。研究成果の商業化を目的として設立されることが多い。

これらの属性により、各ベンチャーキャピタルは異なる戦略、焦点、そして運営スタイルを持っており、それぞれのスタートアップや企業に合ったVCを選ぶことが重要です。

地域に特化したベンチャーキャピタル20選

黄色の背景にventure capitalの文字とペン

次に地域に特化したベンチャーキャピタルをご紹介します。

1.北海道ベンチャーキャピタル株式会社|独立系VC

北海道ベンチャーキャピタル株式会社は、北海道内で事業展開する様々なフェーズの企業への投資を行う独立系ベンチャーキャピタルです。この会社が投資を行った後、ブリッジコンサルティンググループ、ファイバーゲート、ジーンテクノサイエンスなど複数の企業が株式公開を果たしました。また、北海道グロース1号投資事業有限責任組合や、農林漁業関連事業に特化した道銀アグリビジネス投資事業有限責任組合など、複数のファンドを設立しています。

参考:北海道ベンチャーキャピタル

2.東北イノベーションキャピタル|独立系VC

仙台市に拠点を置く東北イノベーションキャピタル株式会社は、主にアーリーステージの企業に投資する独立系ベンチャーキャピタルです。

参考:東北イノベーションキャピタル

3.DOGAN β|株式会社ドーガン・ベータ(九州)

福岡と宮崎にオフィスを置くこのベンチャーキャピタルは、「金融の地産地消」というコンセプトのもと、地域に特化した投資活動を行っています。地域の課題解決と将来の産業創出を目指しています。

地域のスタートアップに対して、単なる資金提供だけでなく、人材、文化、環境など多様な資源の循環を通じて支援を行っています。また、投資家としてだけでなく、経営の相談相手や問題解決のパートナーとしても機能します。

主にシード期のスタートアップに投資し、初期からシリーズAまでの成長を支援しますが、アーリーからプレIPOまでの広範な投資ステージも検討可能です。

特定の業界に限定せず、さまざまな事業領域に対してオープンです。これにより、多様な未来を創造することを目指しています。

投資後は社外取締役としてのモニタリング、コンサルタント的な経営参加、人材採用支援、社外ネットワークの提供など、積極的な支援を行います。これにより、スタートアップが成功へと導かれるよう助けます。

自らも地域に根ざし、地域経済と共に成長することを強みとしています。地域全体が豊かな未来を築けるように、その風土づくりを目指しています。

このように、このベンチャーキャピタルは地域に密着し、多様なサポートと広範な投資ステージによって、スタートアップ企業の成長を全方位から支えることを特徴としています。

参考:BUSINESS|株式会社ドーガン・ベータ

4.F Ventures|株式会社エフベンチャーズ(福岡、九州)|独立系VC

F Venturesは福岡に拠点を持つ独立系ベンチャーキャピタルで2016年2月に設立されました。その後、同年7月に第一号ファンド(2億円)を立ち上げ、第二号ファンド(5.2億円)も運用しています。このベンチャーキャピタルは、福岡市を拠点に活動し、AR/VR、eスポーツ、音声技術、Z世代向けSNS、ギグワークなど、若い起業家が創出する革新的な事業分野への投資に特化しています。また、福岡市の創業特区としての規制緩和を活かし、伝統的産業に新しいイノベーションをもたらすベテラン起業家への支援も行っています。

投資のフェーズとしては、プレシードおよびシードステージが中心で、投資金額は1000万円から2000万円の範囲です。投資スタイルは、スタートアップのニーズに応じてハンズオン(積極的な支援)またはハンズオフ(限定的な介入)を選択します。

F Venturesは地域に根ざした活動を強みとし、東京と福岡を中心に事業を展開しています。また、U25歳以下の起業家育成コミュニティ「TORYUMON ZERO」の運営や、学生向けのスタートアップイベント「TORYUMON」を通じて、若手起業家の支援にも力を入れています。組織は代表パートナー1名、アソシエイト1名、インターン5名で運営され、スタートアップの成長を全面的にサポートしています。

投資審査プロセスは迅速で、最初の相談からパートナー面談を経て、1日から最長1ヶ月で投資判断が下されます。主な投資先には、スキマバイトのマッチングアプリ「タイミー」、在庫管理アプリ「ロジクラ」、ブロックチェーン技術を活用した開発を行う「Cryptoeconomics Lab」、シェアサイクルサービスの「チャリチャリ」があります。

F Venturesは、常に新しい産業や未来のイノベーションに焦点を当て、地域社会と共に成長することを目指しています。

参考:F Ventures

参考:F Venturesの特徴・評判・投資先実績を独自取材 | StartupList

5.みなとキャピタル(兵庫)|銀行・信金・信組系

みなとキャピタル株式会社は、金融分野に特化したベンチャーキャピタルで、みなと銀行グループに属しています。この会社が運営するファンドの一つに、次世代分野を対象とし、ミドルからレイトステージの企業への投資を行う「みなと成長企業みらいファンド2号」があり、その総額は10億円です。

参考:https://www.minatobk.co.jp/group/minatocp/business.html

6.Hack Ventures(大阪)|独立系VC

ハックベンチャーズは、大阪を地盤とする独立系のベンチャーキャピタルで、2014年に総額45億円の「ハック大阪投資事業有限責任組合」を設立しました。この会社は、大阪および関西地区を中心にスタートアップ企業への投資を行い、その育成をサポートしています。

大阪および関西圏に特化し、地域のスタートアップエコシステムの発展に寄与しています。

シード期からレイター期にかけての幅広いステージのスタートアップに対する投資を行っており、リードVCとして活動しています。

大阪市、中小機構、大手銀行、大企業など、多様な出資者によるファンドが組成されています。

多様な資金調達スキームの提案や協調投資家の取りまとめを通じて、大型ファイナンスの成立や継続的な資金調達を支援しています。

【主な活動内容】

■アクセラレーションプログラム

OSAP(OIH Startup Acceleration Program)や和歌山アクセラレーションプログラムなど、複数のアクセラレーションプログラムと連携し、スタートアップ企業の事業計画作成支援や資金調達をサポートしています。

【具体的な投資案件の例】

■SIRC:大阪市立大学発のベンチャー

■Warrantee:フリーインシュアランスサービス提供

■BABY JOB社:おむつのサブスクリプションサービス

■LBB:モバイルオーダーシステムの開発

■夢見る:ロボットプログラミング教室の運営

これらの活動を通じて、ハックベンチャーズは関西圏のスタートアップ企業の育成と発展に貢献しており、地域の経済成長や革新的なアイデアの実現に重要な役割を果たしています。

参考:Hack Ventures, Inc.

参考:[ 企業・団体名 ハックベンチャーズ株式会社 ] 大阪/関西圏の成長企業へのリスクマネーの提

7.スパークル株式会社(東北)|独立系VC

スパークル株式会社は、東北地方におけるベンチャーキャピタル業務、コミュニティ事業、およびコンサルティング事業を展開する企業です。この会社は、マネジメント・バイアウト(MBO)を経て、2018年に設立され、その後2022年にスパークル株式会社へと社名変更しました。本社は宮城県仙台市にあります。

東北地方の発展に特化した活動を行っており、地域内のスタートアップや大学発ベンチャーを主な投資対象としています。地域の産業を活性化し、経済循環を促進することを目的としています。地方創生を目指し、地域の公共機関や他の事業体と連携して、地域全体のイノベーションを推進する活動を行っています。

東北地方を「日本一企業しやすい地域」に変革することを使命として掲げています。また、地域外との提携を深めながら、地域に根ざした事業創出に努めています。

特に地方に所在するスタートアップやアーリーステージの企業を中心に、幅広い支援と投資を行っています。日本全国のスタートアップエコシステムの強化と発展に貢献することを目的としています。

投資先企業に対しては、企業の成長フェーズや特定のニーズに応じて、VCや他の投資家の紹介、ビジネスマッチング、採用支援、PR広報、事業戦略や資本政策の策定など、多岐にわたるサポートを提供しています。

事業の成長に合わせた売上連動分配型の資金調達を提供することで、企業が資金繰りの圧力に悩まされることなく、安定した成長を遂げることを支援しています。また、このスキームを利用して事業承継もサポート可能です。

参考:スパークル株式会社

8.新潟ベンチャーキャピタル|混成系VC

新潟ベンチャーキャピタル株式会社は、2010年に設立されたベンチャーキャピタルで、新潟県を拠点とする企業への投資を通じて地域産業の活性化と地方創生を目指しています。この会社は、「日本のシリコンバレー」として新潟を位置づけ、地域特有の価値観を活かしたベンチャーキャピタル活動を展開しています。

新潟の伝統的な理念である「義」と「愛」を活かし、地域に根ざしたベンチャー支援を行っています。これにより、地元の文化や価値を尊重しながら、イノベーションを推進しています。

新潟県内の企業を主な投資対象とし、地方創生につながる投資を行います。県外の企業に対しても、県内経済に貢献する可能性があれば投資を検討するという柔軟なアプローチを取っています。

ベンチャー企業への投資と育成支援に加えて、経営コンサルティング、ビジネスマッチング、新事業創造と誘致、起業家育成事業、助成金の管理・運営など多岐にわたるサービスを提供しています。

初期の運用期間は平成28年6月から令和8年5月まで設定されていますが、無限責任組合員と有限責任組合員双方の同意により最大3年の延長が可能です。

【組織情報】

■本社は新潟市中央区に位置し、東京にもオフィスを構えており、幅広い地域での活動が可能です。

■資本金は7,900万円で、経営陣には永瀬俊彦代表取締役社長をはじめとした経験豊かなメンバーが名を連ねています。

新潟ベンチャーキャピタル株式会社は、新潟県の地域振興及び産業の発展を促進するため、新潟の特性を活かしたユニークな投資戦略と広範な事業展開を進めています。

参考:新潟ベンチャーキャピタル

参考:新潟ベンチャーキャピタル(株)が新たに設立するスタートアップファンドに出資します

9.地域経済活性化支援機構(REVICキャピタル株式会社)|政府・地方自治体系VC

地域経済活性化支援機構(REVIC)は、2013年3月に日本国内の中小企業を対象に事業再生支援と地域活性化支援を行う目的で設立された機関です。この機関は、地域の経済成長を牽引する事業者を支援するため、金融機関などと共同で地域活性化ファンドの運営に取り組んでいます。地域活性化ファンドや事業再生ファンドの運営を行う一つの会社がREVICキャピタル株式会社です。

REVICの主なファンドカテゴリには以下があります。

■観光産業支援ファンド 

地域のアイデンティティを発揮する観光産業の事業者を資金と人材の両面から支援。

■ヘルスケア産業支援ファンド:

高齢化社会に伴う医療・ヘルスケアサービスの需要増加に対応し、成長期の事業者を支援する。

■地域中核企業支援ファンド:

地域経済を牽引する中核企業の成長を資金と経営支援で促進する。

■ベンチャー・成長企業支援ファンド:

ベンチャー企業や成長余地のある企業を支援し、地域経済に活力を提供する。

■災害復興・成長支援ファンド

災害被災者の事業再生や復旧・復興を支援し、被災地域の早期復興を促進します。

これらのファンドは共同運営方式や合弁方式を通じて運営され、観光からヘルスケア、地域中核企業、ベンチャー、災害復興まで幅広い分野での活性化を目指しています。REVICはこれにより、地域経済の総合的な強化と信用秩序の基盤強化に努めています。

参考:地域経済活性化支援機構

10.事業創造キャピタル(新潟)|独立系VC

事業創造キャピタル株式会社は、新潟県新潟市に拠点を置く企業法人系ベンチャーキャピタルです。この会社はNSGグループに属しており、ベンチャーキャピタルとしての活動に加えて、経営支援や人材育成、新規事業開発なども行っています。

組成したファンドには、エンジェル税制対象企業に投資する「NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合」があり、総額約4億円の投資が行われています。これにより、新興企業や革新的なビジネスモデルを持つ企業への資金提供をサポートしています。

NSGグループのリソースを活用して、投資先企業に対して総合的なサポートを提供しています。グループの広範なネットワークと経験を活かし、投資先企業の成長を促進します。

多角的な事業支援単なる資金提供にとどまらず、経営支援や人材育成、新規事業開発など、事業の多面的な支援を行っています。これにより、投資先企業が市場での競争力を持続的に強化できるよう支援しています。

事業創造キャピタル株式会社は、革新的なアプローチと強力なグループサポートにより、地域経済の活性化と新しいビジネスの創出に貢献しています。

参考:事業創造キャピタル

参考:【最新版】国内外VC(ベンチャーキャピタル)一覧 | 投資先まで徹底紹介! ■起業ログ

11.フューチャーベンチャーキャピタル|独立系VC

フューチャーベンチャーキャピタルは、本社を京都に置き、東京、愛媛、仙台にも拠点を構えています。地域への展開を積極的に行い、地方のさらなる発展に貢献しているベンチャーキャピタルです。また、大企業との連携により地方の課題を解決し、百年企業の創出を目指しています。

地方創生ファンドのほか、CVCファンドやテーマファンドも運用し、多角的なアプローチから日本経済の発展に寄与しています。主な特徴は以下の通りです。

積極的に地域展開を進めており、「開業率を高める創業ファンド」、「廃業率を下げる事業承継ファンド」、「地域に事業を創造するCSVファンド」などの事業モデルを設計し、展開しています。これにより、大企業と連携しながら地域に企業を創り、各地域が抱える課題を解決することで、地域に100年継続する企業を創出することを目指しています。

アーリーステージの企業に積極的に投資しています。これらの企業は事業基盤がまだ未整備であり、投資のリスクは高いですが、リスクをとらなければ期待される大きなリターンは得られません。信用力が低いが成長可能性を秘めた企業への投資を通じて、社会的にも期待されている成長支援を行っています。

投資先企業に対して経営上のアドバイスやネットワークの提供などの経営支援を行うため、リードインベスターとしての役割を重視しています。この役割を果たすことにより、経営者との信頼関係を構築し、他のベンチャーキャピタルよりも経営上の発言権を持つことが可能です。

ベンチャー企業と大企業が連携することにより、双方の長所を最大限に活かすことができ、新たな革新を実現することを目指しています。大企業のリソースを活用することで、ベンチャー企業のアイデアや技術を市場に導入し、新たな事業開発を促進しています。

フューチャーベンチャーキャピタルは、地域経済の振興、アーリーステージ企業への積極的な投資、リードインベスターとしての支援、および企業間の連携促進を通じて、革新的かつ持続可能な成長を支援していることで知られています。

参考:フューチャーベンチャーキャピタル

12.宮銀ベンチャーキャピタル(宮崎)|銀行・信金・信組系VC

宮銀ベンチャーキャピタル株式会社は、1996年4月1日に設立されたベンチャーキャピタルで、宮崎県宮崎市に本社を置いています。この会社は主に投資業務を行っており、宮崎銀行が株主として支えています。

宮銀ベンチャーキャピタルは、地元宮崎県を中心に、地域企業の育成と支援に注力しています。これは、地方創生と地域経済の活性化を目指していることからも明らかです。

会社の設立以来、多くの特定目的ファンドを設立しており、これには「宮崎県中小企業支援ファンド」、「みやぎんベンチャー企業育成1号ファンド」、さらには「宮崎ネオアグリファンド」などが含まれます。これらのファンドはそれぞれ、地方創生、女性企業家の支援、農業技術の革新など、多岐にわたるテーマに焦点を当てています。

特に注目されるのは、「みやぎん女性企業家支援ファンド」や「宮崎大学夢応援ファンド」など、特定の社会的課題に対処するためのファンドです。これにより、より広範な社会的インパクトを生み出すことを目指しています。

宮銀ベンチャーキャピタルは、地方創生1号ファンドに続いて2号ファンドを設立するなど、一貫して新たな投資機会を創出し続けています。

宮銀ベンチャーキャピタルは、地域企業への深い理解と強いコミットメントを持ち、地方創生や社会的課題解決に取り組むことで、地域経済の発展と社会変革を推進しています。

参考:宮銀ベンチャーキャピタル

13.いわぎん事業創造キャピタル株式会社(岩手)|銀行・信金・信組系VC

いわぎん事業創造キャピタル株式会社は、岩手県を中心に地域活性化と起業・創業支援に特化したベンチャーキャピタルとして2015年4月1日に設立されました。盛岡市中央通に本社を構え、岩手銀行をはじめとする多様な機関からの出資を受けています。

学校法人龍澤学館や辻・本郷税理士法人などの教育・法務の専門機関と連携し、産学官金の広範なネットワークを利用して、ベンチャー企業の支援を行っています。

地方創生を目的としたファンドの運用を通じて、岩手から企業が日本全国や世界に進出するための支援を提供しています。これには「岩手新事業創造ファンド」シリーズや「いわぎん農業法人ファンド」などが含まれます。

地元岩手からグローバルな市場へ進出を目指すベンチャービジネスの支援に力を入れており、国際的な展開が可能なビジネスモデルの育成を促進しています。

また、いわぎん事業創造キャピタル株式会社が運用しているファンドには、以下のようなものがあります。

■岩手新事業創造ファンドシリーズ

これらのファンドは、新しい事業の創出を目的としており、特に革新的なアイデアや技術を持つ起業家や企業の支援に焦点を当てています。

■いわぎん農業法人ファンド

このファンドは農業分野に特化しており、農業法人の設立や拡張を支援することを目的としています。持続可能な農業技術の開発や、効率的な農業経営の推進を目指しています。

これらのファンドを通じて、いわぎん事業創造キャピタルは地域経済の活性化とともに、新たな産業の創造や既存産業のイノベーションを促進しています。

参考:いわぎん事業創造キャピタル

14.NCBキャピタル株式会社(福岡、九州)|銀行・信金・信組系VC

NCBキャピタルは、福岡に拠点を置き特に九州地方を中心に地域経済の活性化と地域企業の事業継承および成長をサポートすることに特化したベンチャーキャピタル会社です。地域企業との密接な連携を通じて、地域全体の発展を目指しています。

NCBキャピタルは、地域に根ざした企業の経営者が高齢化している現状を踏まえ、事業継承のスムーズな実現をサポートしています。これにより、事業の持続可能性と地域経済の安定を図っています。

エクイティ投資やメザニンファイナンスなど、リスクマネーの供給を含む多様な投資手法を活用しています。これにより、地域企業の事業基盤の強化と成長を促進しています。

地域の成長をリードする企業を発掘し、これらを地域経済の中核企業として育成することを目指しています。これにより、地域経済の活性化に貢献しています。

投資目的を地域企業支援と地域活性化に置いており、投資収益の極大化よりも地域企業の中長期的な事業の持続可能性を重視しています。

地方銀行や政府系機関など、地域に密接に関わる機関からの出資を受けており、出資者との共同運営を通じて各社のノウハウを結集し、高品質なサービスを提供しています。

【運営ファンド】

■NCB九州活性化2号投資事業有限責任組合

■NCB九州活性化3号投資事業有限責任組合

これらのファンドを通じて、地域企業へのリスクマネーを提供し、地域経済の持続的な発展を目指しています。

NCBキャピタルは、地域の特性を生かした投資戦略と、地域経済に深く根差した事業運営により、地域社会と共に成長していくことを目指しています。

参考:NCBキャピタル 株式会社

15.ひろぎんキャピタルパートナーズ(広島)|銀行・信金・信組系VC

ひろぎんキャピタルパートナーズ株式会社は、2020年4月に広島市中区に設立された地方銀行発の投資ファンドを運営する専門子会社です。この会社は、広島銀行およびひろぎんホールディングス100%出資の下、地方創生に焦点を当てた多様な投資活動を行っています。

ひろぎんキャピタルパートナーズは、エクイティファイナンスと経営支援を組み合わせて、地域の活性化に貢献しています。これには、少子高齢化など地域特有の課題への対応も含まれます。

会社は事業再生、事業承継、ベンチャー投資、および地域活性化事業を主とする多様な投資活動を行っており、以下のファンドを運用しています。

 ■HiCAP1号投資事業有限責任組合(事業再生)

 ■HiCAP2号投資事業有限責任組合(事業承継)

 ■HiCAP3号投資事業有限責任組合(ベンチャー)

 ■HiCAP4号投資事業有限責任組合(地域活性化)

ひろぎんキャピタルパートナーズは、地方銀行、政府系機関など地域に根ざした機関からの出資を受けており、地域企業の中長期的な事業持続可能性を重視した投資を行っています。これにより、投資先企業の価値最大化と地域経済の中核企業への育成を目指しています。

企業の成長を支援するために、西日本シティ銀行や九州リースサービスなどのノウハウを結集して高品質なサービスを提供しています。

ひろぎんキャピタルパートナーズ株式会社は、投資収益の極大化だけでなく、地方創生を積極的に推進することにより、地域社会やお客さまの課題解決に寄与しています。これにより、地域全体の経済循環と活性化を図ることを目指しています。

参考:ひろぎんキャピタルパートナーズ

16.大分ベンチャーキャピタル株式会社|銀行・信金・信組系VC

大分ベンチャーキャピタル株式会社は、1997年10月に設立された、大分県を基盤とするベンチャーキャピタル会社です。大分銀行およびその関連会社からの支援を受けており、地域経済の活性化と起業家精神の支援に特化しています。

ベンチャーキャピタルは、地域に根ざした活動を通じて地元企業の成長をサポートし、地域経済の活性化に貢献しています。特に、大分県内の未公開企業や地域経済に貢献する企業への投資を行っています。

大分ベンチャーキャピタル複数のファンドを設立し運用しており、それぞれ特定の目的に特化しています。これには、事業再生、事業承継、ベンチャー投資、地域活性化などが含まれます。各ファンドは次のように配置されています。

 ■大分VCサクセスファンド一号から六号: 成長意欲旺盛な未公開企業への投資。

 ■大分VCプラムファンド一号・二号: 地元企業の技術力や商品力に注目し、成長支援を行う。

 ■おおいたPORTAファンド、おおいた自然エネルギーファンド、おおいた農林漁業事業化支援ファンド: 特定の産業分野への集中投資を行い、それぞれの分野での成長と革新を目指す。

■おおいたブリッジファンド、おおいたスクラムファンド: 地域企業の橋渡しとして、新たなビジネスチャンスを提供する。

大分ベンチャーキャピタルは、投資を通じて地域企業の成長だけでなく、地域経済全体の活性化に貢献しています。地方創生や少子高齢化への対応など、地域が抱える課題の解決にも注力しています。

地域密着型の投資活動を通じて、大分県および九州地方の経済発展に寄与し、地域からの信頼を築いています。

参考:地方創生ファンド | 大分ベンチャーキャピタル株式会社

17.KDDI Regional Initiatives Fund|CVC

KDDI Regional Initiatives Fund(KRIF)は、KDDI株式会社とグローバル・ブレイン株式会社が共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)です。このファンドは、地域共創を推進するため、地元企業やベンチャー企業への投資を行っており、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。

KRIFは、地域の問題を解決する意欲を持つベンチャー企業や地元企業への支援を行っています。これにより、地域社会にポジティブな影響を与えるビジネスモデルの創出を目指しています。

KDDIは自社のリソースや技術・ノウハウを投資先企業に提供し、これらの企業が成長するための支援を積極的に行っています。これにより、地域企業のイノベーション促進と事業拡大を後押ししています。

投資対象は地域企業に限らず、IT系スタートアップや地域共創に貢献する様々な業種の企業への投資を行っています。本店所在地などの地理的な制約は設けておらず、広範な分野にわたる企業が支援対象となります。

ファンドの運用期間は2031年3月までの12年間と設定されており、長期的な視点での投資を行っています。この長期的なアプローチは、投資先企業の持続可能な成長と地域の持続可能な発展を支援するためのものです。

ファンドの運用総額は約30億円とされており、これにより十分な規模の投資を行うことが可能です。

KRIFは、KDDIとグローバル・ブレインが共同で地域社会の発展に貢献するための重要なツールとして位置づけられており、新しい事業機会の創出と地域の課題解決に向けて積極的な取り組みを行っています。

参考:地域共創ファンド

18.四国アライアンスキャピタル株式会社|銀行・信金・信組系VC

四国アライアンスキャピタル株式会社は、四国地方の経済活性化と地域産業の成長を目指すベンチャーキャピタルです。この会社は四国の4つの主要銀行(阿波銀行、百十四銀行、伊予銀行、四国銀行)の全面的な支援のもと、2018年に設立されました。

四国アライアンスキャピタル株式会社は地元の中堅・中小企業を主な投資対象とし、地域の課題に特化した支援を行っています。これには事業承継、成長支援、再生支援が含まれます。

投資だけでなく、銀行のネットワークやコンサルティング機能を活用して、経営陣や社員のコミュニケーション強化、後継者育成、組織化推進、内部管理体制の構築、DX化、販路拡大など、経営の各面でのサポートを提供しています。

投資活動を通じて地域経済の持続可能な発展を目指し、少子高齢化や産業の空洞化など、地域固有の問題に対処しています。

地域の事業者数や従業員数の減少といった問題を踏まえ、地域産業の再生と創生に取り組んでおり、地域内外の企業との連携を促進しています。

四国の四つの銀行がそれぞれ25%ずつ出資しており、資本金は1億円です。投資対象は地域経済に貢献する中堅・中小企業に限られています。

参考:企業情報|四国アライアンスキャピタル株式会社【公式】

19.とっとりキャピタル株式会社|銀行・信金・信組系VC

とっとりキャピタル株式会社は、1997年6月に地元金融機関を中心に設立されたベンチャーキャピタルです。この企業は、鳥取市に本拠地を置き、地域経済の発展を支援することを目的としています。資本金は50百万円で、授権資本は200百万円です。

事業内容としては、主に以下の業務を行っています。

■有望な中堅・中小企業への投資:新株予約権や新株予約権付社債などの形で企業に資金を提供し、株式の引受けや売却を行います。

■経営コンサルティング:経営の効率化や成長戦略の策定支援など、企業の成長を促進するためのアドバイスを提供します。

■企業の合併や業務提携の斡旋:他企業との合併や提携を促進し、ビジネスの拡大をサポートします。

また、投資事業組合財産の運営管理や関連する一切の業務も行っており、地域に根ざした企業として、地元から親しまれる存在を目指しています。

株主構成は、地元の鳥取銀行や各種信用金庫、信用農業協同組合連合会など、地元金融機関を中心に構成されており、地域経済への貢献に強い関心を持っています。これにより、地域企業の健全な成長と発展を強力に支援する体制を築いています。

参考:とっとりキャピタル株式会社

20.Setouchi Startups(瀬戸内)|独立系VC

Setouchi Startupsは、首都圏に集中するスタートアップへの資金供給に対抗して、瀬戸内エリア専門にフォーカスするベンチャーキャピタルです。このVCは、地域の産業発展とスタートアップエコシステムの拡充を目的に設立され、特に岡山を中心に瀬戸内全域に投資を行っています。

瀬戸内エリアにのみ投資するという明確な地域特化戦略を採用しており、地域からの出身者や関係者も含めた広範なネットワークを持っています。

プレシードおよびシード期のスタートアップに焦点を当てており、投資金額は通常300万円から1,000万円の範囲です。

地元企業がLP(Limited Partners)として参加しており、ナカシマプロペラ、ビザビ、宇野不動産、両備ホールディングス、岡山トヨタなどが支援しています。

このファンドは、瀬戸内から新しい産業を創出し、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。投資対象としては、医薬品の判別装置開発やスマート漁業、ダイレクトリクルーティングサービス、カスタマイズアパレルサービスなど、多様なビジネスモデルのスタートアップが含まれています。これにより、瀬戸内エリアの経済多様化と技術革新を推進しています。

参考:Setouchi Startups

まとめ:エリア特化型VCは地方の特色を生かせる

地方の風景と朝焼け

地域特化型ベンチャーキャピタルの取り組みを通じて、地方都市や地域社会に新たな息吹がもたらされています。これらの投資は単に経済的な利益を追求するだけでなく、地域の持続可能性と社会全体の福祉の向上を目指しています。ご紹介した20のベンチャーキャピタルは、その一例に過ぎませんが、それぞれが地方の特色を生かしたユニークなアプローチで成功を収めています。

地方の新たな発展が、日本全体の多様性と競争力の向上に寄与することを願いつつ、地域特化型ベンチャーキャピタルの今後の動向に注目していきたいと思います。

お問い合わせ

 

【AD】すぐに資金調達をする方法とは?

すぐに資金を調達できる方法としてファクタリングがあります。審査が簡単ですぐに入金されます。以下の会社がファクタリング会社として有名な会社です。 対面しなくても資金調達が可能な人気の高いオンラインファクタリングサービスについてご紹介します。

ファストファクタリング

対面なしで、かつオンラインで完結します。最短60秒で査定をすることが特徴的です。 将来発生する債権に対してもファクタリングが可能です。さらに、分割での支払いも可能です。 詳細は以下のバナーをご覧ください。ファストファクタリングバナー