デジタルヒューマンとは?

デジタルヒューマンとは?メリット・デメリット・事例について詳しく解説

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日本は少子高齢化社会で、人材不足に悩む企業が多く見受けられます。このような企業の悩みを解決できるソリューションとして注目を浴びている理由が「デジタルヒューマン」です。

デジタルヒューマンを導入すると、どのような効果が見込めるのでしょうか?導入する上でデメリットはないのでしょうか?この記事では、デジタルヒューマンのメリット・デメリットについて解説します。ぜひ、業務効率化を検討している方は、この記事を参考にしてみてください。

デジタルヒューマンとは


デジタルヒューマンとは、CG技術で作成された人間の表情や動きをする3Dアバターです。映画の映像では3DCGが利用されることがありますが、デジタルヒューマンも技術的に似ています。

デジタルヒューマンは、AI(人工知能)による会話技術を組み合わせられるケースが多く見受けられ、受付スタッフのようにお問い合わせへ対応できます。また、下記のようなビジネスに活用されることが多いです。

[デジタルヒューマンの利用用途]

  • アンバサダー
  • 広告モデル
  • 受付スタッフ
  • 販売スタッフ
  • コンシェルジュ

参考:『NTT東日本 小売業の接客などで活用なるか、いま話題のデジタルヒューマンとは

デジタルヒューマンのメリット

デジタルヒューマンを活用すると、次のようなメリットがあります。

伝えられる情報量が増やせる

AI搭載型チャットボットは、お客様の質問に対してテキストで返せました。しかし、デジタルヒューマンであればテキストだけでなく、音声や表情など伝えられる情報量が増やせます。

メラビアンの法則では、コミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%だと述べられています。つまり、音声や表情で情報を伝えた方が、相手に伝わりやすくなるのです。そのため、AI搭載型チャットボットからデジタルヒューマンに切り替えれば、より情報を的確に伝えられるようになります。

コスト削減ができる

デジタルヒューマンを受付スタッフやコンシェジュなどに採用すれば、何度も教育する必要がありません。デジタルヒューマンに搭載されている人工知能に学習させる必要はありますが、1度学習すればミスが起きません。そのため、人材教育のコストが削減できます。

産労総合研究所「2021年度 教育研修費用の実態調査」では、従業員1人当たりの教育研修費用は39,682円と述べられています。また、教育を行った従業員が退職してしまうケースもあり、その際の損失額は退職時の年収の半分位です。

デジタルヒューマンを採用すれば、教育研修費用がかかり、退職による損失が出たりしません。

24時間対応が可能となる

デジタルヒューマンを活用すれば、24時間対応が可能となります。営業時間外でも、スタッフの代わりにデジタルヒューマンが対応して、お客様のお問い合わせに回答できれば顧客満足度が上げられます。

例えば、ECサイト運営で、お問い合わせ対応をデジタルヒューマンにお任せすれば、顧客満足度が上がり、リピート顧客が増やせるでしょう。

多言語対応できる

デジタルヒューマンに搭載されている人工知能に、多言語対応を学習させれば、さまざまな言語を聞き取り話せるようになります。優秀な人材を採用しても、あらゆる言語に対応することは難しいです。2ヶ国語や3ヶ国語を話すのが限界でしょう。

しかし、デジタルヒューマンを活用すれば、多言語対応ができるようになります。世界のあらゆる言語に対応させれば、インバウンド事業の対応も円滑になるでしょう。

人材不足を解消できる

デジタルヒューマンを活用すれば、人材不足の問題を解決できます。日本は少子高齢化社会で、労働人口が減少しています。

パーソル総合研究所「労働市場の未来推計2030」では、2030年に644万人の人手不足に陥ると述べられており、宿泊施設の受付スタッフやコールセンタースタッフなどで人手が不足している状況です。

求人をかけても、良い人材が採用できないと悩む企業は増えていくでしょう。このような人材不足の問題を解決できます。

参考:『NTT東日本 小売業の接客などで活用なるか、いま話題のデジタルヒューマンとは

デジタルヒューマンのデメリット

デジタルヒューマンは、メリットだけでなくデメリットもあるため、気をつけてください。ここでは、デジタルヒューマンのデメリットをご紹介します。

一定基準のクオリティが求められる

デジタルヒューマンに不気味さや嫌悪感を抱いてしまう人もいます。その理由は、中途半端に人間に似ているデジタルヒューマンに違和感を抱いてしまうためです。顧客に好感を抱いてもらえるデジタルヒューマンを導入するためには、クオリティが求められます。クオリティを担保するのが難しく、アニメのキャラクターを採用するケースも多く見受けられます。

コストがかかる

デジタルヒューマンを導入する場合は、コストがかかります。どのデジタルヒューマンを導入するかで料金は変動しますが、月額料金は約50万円です。また、顧客対応1回につき、セッション料金が200円/回追加されます。デジタルヒューマンのサービスは登場したばかりのため、導入コストが高いです。さまざまな効果が見込める分、コストがかかることを理解しておく必要があります。

参考:『NTT東日本 小売業の接客などで活用なるか、いま話題のデジタルヒューマンとは

デジタルヒューマンの活用事例

デジタルヒューマンの導入を成功させるために、活用事例を見ておきましょう。ここでは、デジタルヒューマンの活用事例をご紹介します。

バーチャルモデル:imma


immaは、ピンクのボブスタイルが特徴的な日本初のデジタルヒューマンです。2018年7月にInstagramのアカウントが開設され、40万人以上のフォロワーがいます。ファッションブランドやコスメブランドとコラボしており、国内外問わずに注目を浴びている3Dアバターです。

過去には、グローバルスキンケアブランドSK-ⅡのアンバサダーとしてCMに登場。日本の女優の綾瀬はるかさんとコラボレーションして大きな話題を集めました。

参考:『ロボスタ 【世界初】バーチャルヒューマンが ファッション誌「GRAZIA CHINA」の表紙を飾る 彼女「imma」はCGか実在する人間か?

受付スタッフ:サム


サムは、相手に共感を示せる豊かな表情を持ったデジタルヒューマンです。サムは、PCなどに搭載されたカメラを通じてユーザーの表情を把握して、その表情に合わせて喜怒哀楽が表現できます。

また、サムの瞳の中には、人の姿が映ることがあり、リアリティを追求したデジタルヒューマンとして注目が集まっています。IBM Watsonなどとコラボレーションしており、受付スタッフとして活躍の幅を広げています。

参考:『ロボスタ 【速報】デジタルヒューマン「サム」は人間とAIの心の距離を縮めるか ソウルマシーンズが最新の自律型CGアニメ技術で日本進出

コンシェルジュ:ソフィー

ソフィーは、新型コロナウイルス感染症のヘルスケアアドバイザーとして活躍しているデジタルヒューマンです。ソフィーは、リアルタイムでの翻訳が行えて多言語対応できるコンシェジュです。

スペイン語、ポルトガル語、デンマーク語、日本語など流暢に会話できます。インターネット接続があれば、誰もがお問い合わせができて、24時間365日時間を選ばずに質問できることが高く評価されました。

参考:『Digital Humans 新型コロナウイルス感染症(COVID‑19) 健康アドバイザー

まとめ

デジタルヒューマンは、人材不足の問題に大きく貢献します。それだけでなく、デジタルヒューマンの人工知能に機械学習をさせればミスが起きる心配がありません。