おすすめのバーチャルオフィスを比較【最新版】

おすすめのバーチャルオフィスを比較【最新版】

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近年、働き方の多様化とともに「バーチャルオフィス」の注目度が急速に高まっています。リモートワークや副業の普及により、固定費を抑えつつ信頼性のある住所を持ちたいというニーズが増加し、また法人登記・銀行口座開設を見据えた起業やネットショップ運営においても、コストを抑えてフットワーク軽く事業を進められるバーチャルオフィスが大活躍しています。

とくに2025年以降は、さらなる働き方改革やオンラインビジネスの進展が予想され、バーチャルオフィスの存在意義はますます大きくなるでしょう。そこで本記事では、月額数百円から利用可能な格安サービスから、海外ブランドのハイエンドなプランまで、国内の主要バーチャルオフィスを比較・解説。サービス選びに欠かせない料金・特徴・サポート内容を分かりやすくまとめました。ご自身の事業スタイルや予算に合ったバーチャルオフィスを見つけ、2025年以降のビジネスを一歩リードするきっかけにしてみてください。

バーチャルオフィスとは?

オフィス内部

バーチャルオフィスとは、実際にオフィスを借りることなく、一等地の住所や電話番号をビジネス用に利用できるサービスです。法人登記、郵便物管理、電話受付などを行えるため、起業や副業を始める際に、コストを大幅に削減しつつ信用度の高い住所を持つことが可能です。

比較一覧表

まずは、主要バーチャルオフィスの月額料金や主要機能を一覧表で比較してみましょう。記載の料金は最低プランまたは代表的なプランを抜粋しています(すべて税込表記)。

サービス名 月額料金 法人登記 郵便転送 電話転送 / 電話秘書 拠点数・所在地 特徴
GMOオフィスサポート 660円~ ○※ ○(月1~週1) オプション要確認 東京・横浜・名古屋・大阪・他全17拠点 業界最安級&6か月無料キャンペーン。郵便転送費用込みでわかりやすい料金体系。法人口座開設サポートに強み。
DMMバーチャルオフィス 660円~ ○(週1回) オプション豊富 東京(渋谷・銀座・横浜)、大阪、名古屋、福岡 業界最安水準。LINEで郵便到着通知。初年度3ヶ月分無料キャンペーン(期間限定)。DMMグループの外部サービス特典あり。
METSオフィス 682円~ ○※ ○(プランにより) オプション要確認 東京(新宿・日本橋・赤羽など) 自社ビル直営で低リスク。都内の一等地を月額270円~利用可プランも。会議室やビジネスラウンジ充実。
ユナイテッドオフィス 2,310円~ ○(実費別途) オプション豊富 東京主要エリア8拠点(銀座・青山・渋谷など) 実績21年&利用社数18,877社。審査が厳格で信頼度が高い。銀行口座開設も可。会議室・コワーキング利用OK。
リージャス (Regus) 約7,900円~ ○(電話応対) 全国主要都市(札幌・東京・大阪・福岡など) 世界120カ国展開の大手。高級感あるオフィス環境とグローバルブランド。料金は高めだが信頼度抜群。
サーブコープ (Servcorp) 8,000円~ ○(バイリンガル秘書) 東京・大阪・名古屋・福岡など世界150拠点 高品質なサービスと一等地のオフィスビル。グローバル展開やハイグレードな印象を求める方におすすめ。
oVice(オヴィス) 7,315円~ – (※注) オンライン空間(仮想オフィス) アバターで移動し、自然なコミュニケーションができる仮想空間。住所貸しや法人登記目的ではなく、リモートコラボ重視の方向け。
FAMoffice 30,000円~ – (※注) オンライン空間(仮想オフィス) 100名で月額30,000円など大規模向け。ハイブリッドワークで雑談やコミュニケーションを活性化。住所貸し機能ではない。
レゾナンス 990円~ ○(週1または月1) 転送電話/秘書オプションあり 東京・横浜12店舗 月額990円から法人登記OK。会議室・コワーキング併設多数。法人口座開設サポートや交流会も。

※METSとGMOの「住所利用のみ」など一部プランでは法人登記不可の場合があるため、必ず公式で要確認
※oVice, FAMofficeは法人登記や郵便転送が目的のバーチャルオフィスではなく、オンライン仮想空間のサービスです。

各バーチャルオフィスの詳細比較

近代的な施設でのバーチャル会議

1. GMOオフィスサポート

月額料金: 660円(住所利用のみ)~
拠点: 東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸・福岡など全17拠点
特徴:

  • 業界最安級の料金設定で、さらに最初の6ヶ月無料キャンペーン(※時期要確認)
  • 郵便物転送費用が月額料金に込みの分かりやすい価格
  • GMOあおぞらネット銀行との連携により法人口座開設サポートに強み
  • 法人登記やネットショップ運営にも対応

おすすめポイント

  • コストを極力下げつつ、法人登記や銀行口座をスムーズに開設したい方に最適。
  • LINE通知で郵便到着を知らせてくれるため、見落としを防止。

注意点

  • 転送なしプラン(660円)では法人登記が不可。
  • 安価なプランでも十分充実しているが、利用範囲や頻度を超えると追加費用がかかる場合があるので要チェック。

2. DMMバーチャルオフィス

月額料金: 660円(ミニマムプラン)~
拠点: 渋谷・銀座・横浜・大阪梅田・名古屋・福岡天神など主要都市
特徴:

  • 業界最安水準で法人登記OK
  • 初年度3ヶ月分無料キャンペーン(期間限定)あり
  • LINE通知による郵便物管理や週1回の転送サービス
  • 豊富なオプション(固定電話セット、AI秘書、らくらくHP作成など)

おすすめポイント

  • ネットショップや副業を始めたい方、コスト重視の起業家に人気。
  • DMMグループの外部サービス特典や提携も魅力。

注意点

  • プランの種類が多く、自分に合ったプランを選ばないと不要なコストがかかる可能性あり。
  • 郵便転送は週1回が基本で、緊急時の個別転送にはオプション費用が必要になる場合あり。

3. METSオフィス

月額料金: 682円~(法人登記プランは1,032円~)
拠点: 新宿・日本橋・赤羽など東京都心の複数ビル
特徴:

  • 自社ビル直営で、拠点閉鎖リスクが低い安心感
  • 最安270円プラン(住所利用のみ)~展開しており、業界最安級
  • 会議室・ビジネスラウンジが利用でき、実際に来客対応する場面でも活用可能

おすすめポイント

  • 都内で会議室を頻繁に使う方にとっては非常にコスパが良い。
  • “ライトプラン”など多彩なプランがあり、事業成長に合わせてアップグレードしやすい。

注意点

  • 拠点は主に東京都内のため、地方拠点の利用が必要な方には不向き。
  • 法人登記可プランと不可プランの差があるので、選択時に注意。

4. ユナイテッドオフィス

月額料金: 2,310円~
拠点: 銀座・青山・渋谷・日本橋・虎ノ門・西新宿など都内主要エリア
特徴:

  • 21年の実績、利用社数約18,877社。厳格な審査で信頼度が高い
  • 郵便転送、法人登記、会議室利用などが基本プランに含まれる
  • 会社設立登記申請代行が5,500円で可能(通常約40,000円相当の業務)
  • 長期前納プランやキャンペーンが豊富

おすすめポイント

  • “バーチャルオフィスだと銀行口座開設が難しい”という不安を払拭する実績多数
  • 都内一等地の複数拠点の会議室を会員価格で利用できる

注意点

  • 月額2,310円~と比較的安くはあるが、初回登録料6,600円など初期費用がやや高め
  • 拠点は基本的に都内中心で、地方都市対応は少なめ

5. リージャス(Regus)

月額料金: 全国主要都市で概ね7,900円~(エリア・プランによる)
拠点: 札幌・仙台・東京・横浜・大阪・名古屋・福岡など全国&世界120カ国
特徴:

  • 世界的に有名なレンタルオフィス大手
  • 一等地の高級感あるオフィスビルを利用でき、企業イメージ向上
  • 電話応対・郵便転送・会議室利用などフルサービスを提供

おすすめポイント

  • 海外進出や外資系企業との取引を見据えている場合、Regusブランドが強みになる
  • 大手が提供する安定感・高品質のサービスを求める方に最適

注意点

  • 料金は高め。場所やプランによっては3万円以上になるケースも
  • サービス内容は非常に充実している分、必要以上の機能でコストが上がる場合も

6. サーブコープ(Servcorp)

月額料金: 8,000円~(プランにより上限なし)
拠点: 東京・大阪・名古屋・福岡など国内30拠点、世界150以上の拠点
特徴:

  • 高級感・プレミアムサービスが売り
  • バイリンガルの秘書サービスで電話応対や受付対応が可能
  • 会議室、コワーキングスペース、ITサポートも充実

おすすめポイント

  • ハイクラスのイメージや海外拠点利用を求める企業
  • 海外のクライアントとのやり取りが多く、英語対応が必須の方

注意点

  • 国内だけで見ると、リージャス同様コストが高め
  • 最低プランでも十分なサービスはあるが、オプションを追加するとさらに割高になる可能性

7. oVice(オヴィス)

月額料金: 7,315円~(Entryプラン)
特徴:

  • アバターで仮想オフィス空間を自由に動き回り、自然に声をかけられる
  • ビデオ会議・音声通話・チャット・画面共有などのコミュニケーション機能
  • ノイズキャンセリングやカスタマイズレイアウト、API連携などリモートワーク特化機能

おすすめポイント

  • 離れたチームとオンライン上でも雑談や相談を気軽にしたい方
  • オフィスアドレスや法人登記のためではなく、コミュニケーションのための“仮想空間”として利用

注意点

  • 住所レンタルや法人登記は不可。郵便物転送などの一般的バーチャルオフィス機能はなし
  • あくまでリモートワークのコミュニケーション強化ツールと割り切る必要がある

8. FAMoffice

月額料金: 100名で30,000円~
特徴:

  • テレワークでも自然に「報告・連絡・相談」が行える組織向けのオンラインオフィス
  • 雑談や軽い声かけを促進し、チームの一体感を高める
  • 大企業やハイブリッドワークを推進する組織に適した価格設計

おすすめポイント

  • 大人数(100名以上)のリモートワークを前提としたバーチャルオフィス空間
  • 1IDあたり300円程度で追加可能なので、従業員が多い企業ほどコストを抑えられる

注意点

  • 住所利用や法人登記の用途ではない(仮想オフィス機能のみ)
  • 導入には初期費用10万円もかかるため、中小規模には割高なことも

9. レゾナンス

月額料金: 990円~
拠点: 東京・横浜の12拠点
特徴:

  • 法人登記OKで月額990円~と非常に安価
  • 会議室やコワーキングスペースを全拠点で利用可能
  • 法人口座開設サポート、電話転送・電話秘書、法人クレカ紹介などオプションが豊富
  • 異業種交流会を毎月開催、ビジネスマッチング支援

おすすめポイント

  • 東京・横浜エリアで安く登記住所がほしい方
  • 会議室やイベント参加を通じてビジネス人脈を広げたい方

注意点

  • 都内・横浜以外の拠点はない
  • 郵便転送は週1回・月1回など頻度が限られる

選び方のポイント

オフィス

✅ 料金重視か、サービス重視か

📍とにかく月額料金を抑えたいなら、GMOオフィスサポート・DMM・レゾナンス・METSなどが有力候補。

📍信頼度や大手企業のブランド、豪華設備を求めるなら、リージャス・サーブコープ・ユナイテッドオフィスが最適。

✅ 拠点の所在地と数

📍都内だけで完結したい場合や、地方拠点が必要な場合など、自身のビジネス範囲に合わせて選ぶ。

📍全国・海外対応が必要ならリージャスやサーブコープ、DMMを検討。

✅ 郵便転送や電話応対の頻度・内容

📍郵便物を頻繁に受け取るなら転送頻度(週1回 / 月1回 / 即時転送など)や追加費用が重要。

📍電話秘書サービスが必要な場合は、オプション費用までトータルで比較。

✅ 法人口座開設のサポート実績

📍開業当初に口座開設のサポートを強く希望するなら、GMOオフィスサポートやユナイテッドオフィス、レゾナンスなどが実績豊富。

✅ オンラインコミュニケーション強化のためか、住所利用が目的か

📍oViceやFAMofficeは、法人登記・住所利用のサービスではなく、仮想空間でのコミュニケーションに特化。

📍住所貸し&登記が必要なら、他のバーチャルオフィスサービスと組み合わせるのも一つの手。

まとめ

オフィスの風景

バーチャルオフィスは、オフィス維持費を大幅に削減しながら法人登記や郵便転送・電話サービスを利用できる画期的な仕組みです。とくに2025年以降もテレワークや副業がさらに増加する見込みがある中、バーチャルオフィスの需要は高まる一方といえます。

📌 コスト最重視 & シンプルに利用したい方
→ GMOオフィスサポートやDMMバーチャルオフィス、レゾナンスが候補

📌 会議室や実店舗併設、銀行口座開設の実績を重視する方
→ METSオフィス、ユナイテッドオフィスが安心

📌 海外進出やハイクラスなイメージが必要な方
→ リージャスやサーブコープがおすすめ

📌 リモートワークのコミュニケーション強化(住所不要)を求める方
→ oVice、FAMofficeでオンライン空間を活用

自社の事業形態・従業員数・必要なサービス内容を明確化したうえで、ぜひ最適なバーチャルオフィスを選択してください。

📢ポイント:法人登記・郵便物転送の必要性、電話サービスの有無、将来の拡張性、コストを総合的に考慮しましょう。

バーチャルオフィスは、限られたコストで「信頼性のあるビジネス住所」や「郵便物・電話対応」の機能を手軽に得られる、非常に魅力的な選択肢です。起業時だけでなく、既存の事業や副業を拡大したい場合にも効果的で、テレワークやハイブリッドワークとも相性が良いため、今後も利用者数は確実に増えていくでしょう。

本記事で比較したサービスは、それぞれに強み・特色があり、料金プランやサポート内容も多彩です。「どの機能が自分に本当に必要か」を明確にしながら検討すれば、最適なバーチャルオフィス選びはきっとスムーズに進みます。2025年、ビジネス環境がさらに多様化する今こそ、バーチャルオフィスを活用し、スマートな事業運営を実現してみてはいかがでしょうか。

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