プラットフォームを運営している事業者において、ブロックチェーンを普及させるべくブロックチェーン・プラットフォームをそれぞれ提供しています。本記事では、それぞれのブロックチェーン・プラットフォームについて述べたいと思います。
AWSのブロックチェーン・プラットフォーム
AWSはAmazon Managed Blockchainを提供しており、Hyperledger Fabric と Ethereum という 2 つの一般的なブロックチェーンフレームワークをサポートしています。
Managed Blockchain を使用すれば、金融や貿易のコンソーシアムは、すべての当事者が取引や貿易関連書類を電子的に処理できるブロックチェーンネットワークを簡単に作成できます。
シンガポール証券取引所、アクセンチュアやネスレなどで活用されています。
Managed Blockchain を使用すれば、金融や貿易のコンソーシアムは、すべての当事者が取引や貿易関連書類を電子的に処理できるブロックチェーンネットワークを簡単に作成できます。
シンガポール証券取引所、アクセンチュアやネスレなどで活用されています。
Googleのブロックチェーン・プラットフォーム
FDapper Labsの「Flow」
GoogleはDapper LabsのFlowを支援しています。Flowはゲーム、アプリ、NFTやNFTプラットフォーム構築することができるブロックチェーンです。日本においては、DAZNとミクシィの合弁事業であるDAZN MOMENTSで利用されています。
LINEのブロックチェーン・プラットフォーム
LINEにおいてもLINEブロックチェーン・プラットフォームがあります。独自通貨LINK(LN)、ウォレットはBITMAX。プライベートチェーンであるところが特徴的です。
LINE Blockchainプラットフォームは、LINE Blockchain、LINE Blockchain Developers、LINE BITMAX Walletの3つのコンポーネントがあります。
・LINE Blockchain — LINEが開発・運営するブロックチェーンのネットワーク
・LINE Blockchain Developers — LINE Blockchainの機能を利用するために必要なコンソールやAPIを提供する開発プラットフォーム。
・LINE BITMAX Wallet — LINE IDと紐づく統合型ウォレットサービス。ユーザーが保有するトークンを取得・転送できます。LINE Blockchain Developers APIを使用すると、サービス内でLINE BITMAX Wallet機能を使用できます。
プライベートチェーンにしていることでのメリットは以下があります。
・運営会社が運用方法や仕様変更を一元的に行うことができます(多くのユーザとの合意を取る必要がないので、スピーディーに展開が可能)。
・特定のNFTで問題が発生した際に公開禁止ができる。
・ルールを守らないユーザのBAN等が可能。
・過度なPoW競争による無駄な電力消費がありません。
プラットフォームサイドにおいて上記の大きなメリットがあるため、その上で開発する会社も安定的な運用が可能になることでしょう。