【2025/4/6更新】
新型コロナウイルスの感染拡大以降、多くの企業がオンラインでのセミナーやイベントを活用し、マーケティングや人材育成を効率的に推進しています。オンライン開催であれば、日本全国や海外からも容易に参加でき、コスト削減やリード獲得につながりやすい点が大きな魅力です。
一方で、「ウェビナーツールを導入したいものの、自社に適したサービスがわからない」とお悩みの企業も少なくありません。本記事では、主要なウェビナーツールを厳選して比較し、それぞれの特徴・料金プラン・活用シーンについて詳しく解説いたします。
- ウェビナーツールとは?
- ウェビナーツールを活用するメリット
- おすすめのウェビナーツール比較
- 1. ULIZA(ウリザ)|株式会社PLAY
- 2. ネクプロ(NexPro) for ウェビナー|株式会社ネクプロ
- 3. Cisco Webex Meetings|シスコシステムズ合同会社
- 4. J-Stream Equipmedia(EQ)|株式会社Jストリーム
- 5. LiveOn|日本テレネット株式会社
- 6. millviポータル|株式会社エビリー
- 7. EventHub|株式会社EventHub
- 8. Bizibl(ビジブル)|株式会社Bizibl Technologies
- 9. WebinarBase|株式会社エックスラボ
- 10. Eventory(イベントリー)|株式会社Collective Path
- 11. Remo|リモ・ジャパン合同会社
- 12. Zoom Webinars
- 活用事例 【業務領域別】
- ウェビナーツール選びのポイント
- ウェビナーツール導入のステップ
- まとめ:自社の目的・規模・運用体制から最適ツールを選ぼう
ウェビナーツールとは?
「ウェビナーツール」とは、オンライン上でセミナー、講演、研修などを実施するためのソフトウェアやプラットフォームを指します。
従来、会場で対面形式により開催されていたセミナーを、インターネットを介して配信し、参加者との双方向のやり取りが可能となる環境を提供する点が大きな特徴です。
ウェビナーツールの主な機能例
✅ライブ配信/オンデマンド配信
リアルタイムでセミナーを開催できるほか、録画した動画を後日配信する機能が標準装備されていることが多いです。
✅申込・参加者管理
受付フォームや事前登録、パスワード制限などを通じて、視聴者を効率的に管理できます。
✅資料共有・画面共有
プレゼン資料や動画、PC画面などを参加者へ直接表示できるため、わかりやすい講演が可能です。
✅質疑応答やアンケート
チャット・Q&A機能、投票機能などを使って、参加者からの質問や感想をリアルタイムで集められます。
✅録画・編集・アーカイブ化
セミナー終了後の見逃し配信や、後日別コンテンツとして再活用するための録画・編集機能が充実しています。
ウェビナーツールを活用するメリット
ウェビナーツールを活用することで、オンラインならではの以下のようなメリットを享受できます。
✅コスト削減と会場手配の不要化
リアルセミナーに必要な会場費、交通費、宿泊費などが不要となり、低コストでの開催が可能です。また、参加者の移動時間も削減できるため、業務の生産性向上にも寄与します。
✅地理的制約の解消と集客範囲の拡大
インターネット環境さえあれば、国内外問わずどこからでも参加が可能です。これにより、従来はリーチできなかった地域の顧客や見込み顧客にもアプローチでき、集客の可能性が大きく広がります。
✅データ取得によるマーケティング活用
多くのウェビナーツールでは、視聴ログ、アンケート結果、チャット内容などの詳細なデータをリアルタイムで取得できます。これらをマーケティングオートメーションやCRMと連携することで、リードの育成や商談への転換を効率的に推進できます。
✅コンテンツの再利用による継続的な活用
配信したセミナーを録画・編集してアーカイブ化すれば、オンデマンド配信や自動ウェビナーとして24時間365日利用可能です。コンテンツを「資産」として長期的に活用できる点も大きなメリットです。
✅双方向コミュニケーションによるエンゲージメント向上
チャット、Q&A、挙手機能、投票などのインタラクティブな機能を活用することで、参加者の関与を促進し、リアルタイムでのフィードバックや疑問への対応が可能になります。これにより、対面セミナーに匹敵する高いエンゲージメントを実現できます。
おすすめのウェビナーツール比較
おすすめのウェビナーツールを比較し一覧にしましたので参考にしてください。
1. ULIZA(ウリザ)|株式会社PLAY
特徴
🎯 多用途対応:教育・研修、IR、イベント配信など幅広いニーズに対応
🎯 高い配信安定性:HuluやTVerなど大規模サービスの技術を活用
🎯 豊富な機能群:セキュリティ(パスワード/IP制限)、資料同時表示、VR配信、会員サイト構築など
🎯 充実したサポート:国内スタッフによるきめ細かい対応で導入も安心
料金プラン例(一部)
プラン名 | 月額料金 | 主な特徴 |
ULIZA mini | 9,000円〜 | 小規模向け、初期費用なし、VOD/ライブ対応 |
Standard | 50,000円〜 | 安定配信、会員管理・チャット機能付き |
Pro | 100,000円〜 | 大規模イベント、強固な認証機能 |
Enterprise | 要問い合わせ | フルカスタマイズ対応 |
推奨企業
📌 社内研修や株主総会などでセキュアな配信を行いたい企業
📌 ブランド訴求を重視したイベントやファン向け配信を検討している企業
📌 VRやインタラクティブ配信など先進的な取り組みに関心がある企業
2. ネクプロ(NexPro) for ウェビナー|株式会社ネクプロ
特徴
🎯オールインワンプラットフォーム:ライブ・オンデマンド・疑似ライブの配信スタイルに対応。申込・資料配布・決済などを一括管理
🎯CRM連携対応:SalesforceやHubSpotと連携し、リード管理や営業活動を効率化
🎯高セキュリティ:ISO 27001取得、IP制限、電子透かし機能を搭載
料金プラン例
プラン | 月額料金 | 主な特徴 |
ライト | 52,800円〜 | 小規模や試験導入向け |
スタンダード | 107,800円〜 | 中規模向け、投票・画面共有・チャット対応 |
プレミアム | 217,800円〜 | ホワイトボード・高度なブランディング対応 |
エンタープライズ | 個別見積 | 大規模配信・特殊要件に対応 |
推奨企業
📌 MA/CRMと連携し、商談化率を高めたい企業
📌 複数部門・多数のウェビナーを効率的に運用したい企業
📌 有料セミナーやセキュリティ強化を重視する企業
3. Cisco Webex Meetings|シスコシステムズ合同会社
特徴
🎯高品質な映像・音声とAIアシスタントによる生産性向上
🎯多言語・字幕・ジェスチャー対応などインクルーシブ設計
🎯豊富なコラボ機能:ホワイトボード、ブレイクアウトルーム、Microsoft 365連携
🎯高セキュリティ:エンドツーエンド暗号化、FedRAMP対応
料金プラン例(2025年現在)
プラン名 | 月額料金 | 参加上限 | 主な特徴 |
Free | 0円 | 最大100名 | 40分制限あり |
Starter | 1,490円 | 最大150名 | 24時間利用可能 |
Business | 2,200円 | 最大200名 | 安定したビジネス向け配信 |
Enterprise | 個別見積 | 1,000名以上 | 大規模対応 |
推奨企業
📌グローバル展開や大規模組織で高いセキュリティ要件を求める企業
📌ノイズキャンセリングや自動文字起こしなどAI機能を活用したい企業
📌離れた拠点間で高品質なコミュニケーションを実現したい企業
4. J-Stream Equipmedia(EQ)|株式会社Jストリーム
特徴
🎯4,000社以上の導入実績:教育・研修・営業支援など幅広く活用
🎯簡単に動画ポータルを構築:コーディング不要でセキュアな共有サイトを構築可能
🎯豊富な視聴ログ分析:視聴者の行動を可視化し、研修評価やマーケティングに活用
料金プラン例
プラン名 | 月額料金 | ストレージ | 月間流量 | 主な用途 |
Startup | 50,000円 | 500GB | 300GB | 小規模・初期導入に最適 |
Business | 100,000円 | 2,000GB | 1,000GB | 教育・営業支援向け |
Expert | 180,000円 | 3,000GB | 3,000GB | 大規模教育・代理店支援等 |
Enterprise | 220,000円〜 | 5,000GB〜 | 別途購入 | 全国規模での社内利用など |
Unlimited Live | 250,000円〜 | 5,000GB〜 | 別途購入 | ライブ配信特化、人数無制限 |
推奨企業
📌社内研修やマニュアルを動画化して効率化したい企業
📌大規模かつ高セキュリティな配信基盤が必要な企業
📌部署・役職別にコンテンツの出し分けや視聴分析を行いたい企業
5. LiveOn|日本テレネット株式会社
特徴
🎯高品質な国産Web会議ツール:独自技術で安定した映像と音声を実現
🎯クラウド型・オンプレ型対応:柔軟な導入形態により、セキュリティ要件にも対応
🎯多彩な利用シーン:会議・研修・相談窓口・遠隔支援など幅広い用途に活用可能
料金プラン例
タイプ | 初期費用 | 月額料金 | 備考 |
クラウド型 | 78,000円/ライセンス | 3,000円/ライセンス | 小規模利用に適した手軽な構成 |
オンプレ型 | 1,000,000円〜 | 78,000円〜/ライセンス | 自社サーバーでの導入が可能 |
推奨企業
📌安定性の高い国産ツールで遠隔会議・研修を実施したい企業
📌通信インフラが整っていない拠点でも安定運用したい企業
📌遠隔支援・相談窓口など多様な運用スタイルを検討している企業
6. millviポータル|株式会社エビリー
特徴
🎯ノーコードで動画サイト構築:研修や商品紹介ポータルを簡単作成
🎯700社以上の導入実績:継続率90%以上、大手企業にも多数採用
🎯充実した管理・セキュリティ機能:ログ取得、パスワード制限、暗号化配信などに対応
料金プラン例
プラン名 | 月額料金 | 転送量 | ストレージ | 主な特徴 |
エントリー | 68,000円 | 100GB | 300GB | 小規模・基本機能向け |
スタンダード | 135,000円 | 300GB | 500GB | 1,000ID付与、機能拡張可能 |
プロフェッショナル | 203,000円 | 1,000GB | 2,000GB | ライブ配信対応、2,000ID付与 |
推奨企業
📌社内研修や教育用にセキュアな動画ポータルを導入したい企業
📌ノーコードで素早く運用を開始したい企業
📌視聴ログや資料添付機能を活用し、研修効果を可視化したい企業
7. EventHub|株式会社EventHub
特徴
🎯ウェビナー運営の一元管理:申込〜配信〜アンケート〜分析まで対応
🎯MA/SFA連携:MarketoやSalesforceとの連携で営業効率化
🎯予約配信・競合排除機能:指定時間の自動配信、競合ドメイン制限可能
推奨企業
📌ウェビナー開催を拡大し、営業活動を強化したい企業
📌アーカイブ配信の自動化によって24時間リード獲得を実現したい企業
📌大規模イベントや複数セッションの同時運営を検討している企業
8. Bizibl(ビジブル)|株式会社Bizibl Technologies
特徴
🎯ウェビナー×マーケティング特化:企画〜運営〜分析を自動化
🎯自動ウェビナー対応:録画配信により常時アプローチが可能
🎯CRM/MA連携:HubSpot、Marketo、Salesforceと連携し商談化を促進
推奨企業
📌コンテンツを資産化し、収録・アーカイブ配信を最大限活用したい企業
📌運営代行などトータルサポートを必要とする企業
📌リードの取りこぼしを防ぎ、商談化率を向上させたい企業
9. WebinarBase|株式会社エックスラボ
特徴
🎯オールインワン機能:ライブ配信、申込ページ作成、メール送信、アンケート、レポート分析まで一括対応
🎯月額55,000円で使い放題:最大200名参加、メール5万通込み
🎯集客代行・コンサル提供:専門チームがウェビナー設計・運営を支援
推奨企業
📌低コストでフル機能を活用したい企業
📌メール配信から分析までを効率的に運用したい企業
📌集客やノウハウに不安があり、外部サポートを受けたい企業
10. Eventory(イベントリー)|株式会社Collective Path
特徴
🎯マルチ対応イベント管理:オンライン・オフライン・ハイブリッドイベントに対応
🎯ノーコードでLP・チケット発行:有料/無料イベント、チェックイン管理、マルチ言語も簡単
🎯生成AI活用:リードスコアリングや営業支援を自動化
推奨企業
📌複合イベントをハイブリッド形式で開催予定の企業
📌運営工数を削減し、データを営業に活用したい企業
📌多言語対応やグローバル展開を視野に入れている企業
11. Remo|リモ・ジャパン合同会社
特徴
🎯バーチャル会場ツール:2D/3D空間で自由なレイアウトを実現
🎯双方向コミュニケーション重視:ネットワーキング・懇親会に強み
🎯ブラウザで簡単利用:アプリ不要、社内バーチャルオフィスにも活用可能
推奨企業
📌参加者同士の交流を重視したイベントを企画したい企業
📌社内のバーチャルコミュニケーションを活性化したい企業
📌「楽しさ」や「偶発的な出会い」を演出したいイベント主催者
12. Zoom Webinars
特徴
🎯Zoomベースの安定配信:既存のZoomアカウントでそのまま利用可能
🎯最大100万人規模に対応:大規模イベントやグローバル展開にも対応
🎯シンプル操作:チャット、Q&A、投票なども直感的に使用可能
料金プラン例
プラン名 | 月額料金 | 参加上限 | 主な特徴 |
Zoom Webinars | 11,850円 | 500名〜 | 基本機能を網羅 |
Zoom Sessions | 14,850円 | イベント向き | バックステージ・演出機能あり |
Zoom Events | 22,350円 | 複数セッション型 | EXPO・スポンサー機能など大規模対応 |
推奨企業
📌Zoom Meetingに慣れており、スムーズにウェビナー運用を始めたい企業
📌数百〜数千名規模のウェビナーを短期間で立ち上げたい企業
📌マルチセッションやブランド強化に取り組みたい企業
活用事例 【業務領域別】
ウェビナーツールを活用した具体的な業務領域ごとの活用事例を紹介します。さまざまな業種・部門で実際に成果を上げているユースケースを参考に、自社での活用イメージを深めていただければと思います。
🔍マーケティング領域
事例:SaaS企業A社のリード獲得ウェビナー施策
目的:新規リードの獲得および見込み客の育成
施策:週1回の定期ウェビナーを開催し、参加申込時に営業接点を確保
成果:平均参加者200名超、ウェビナー後の個別商談予約率が30%を超える
ツール:ネクプロ/EventHub(CRM連携、アンケート機能、アーカイブ配信を活用)
🔍営業領域
事例:製造業B社の代理店向け製品説明会のオンライン化
目的:全国各地の販売代理店への製品説明の効率化
施策:定期的にライブ配信とオンデマンド配信を組み合わせた製品トレーニングを実施
成果:移動コストを年間500万円削減、情報の均質化と理解度の向上を実現
ツール:J-Stream Equipmedia/ULIZA(資料同時表示・視聴ログ分析を活用)
🔍人材育成・研修領域
事例:大手小売業C社の新人研修のオンライン化
目的:複数拠点での一括新人研修と研修内容の可視化
施策:事前収録コンテンツ+ライブQ&Aで柔軟な研修設計を導入
成果:教育工数を3割削減し、理解度チェックの結果に基づくフォローアップも可能に
ツール:millviポータル/Equipmedia(会員管理・視聴履歴管理を活用)
🔍IR・社内広報・株主対応
事例:上場企業D社の株主総会のオンライン化
目的:物理的制約のない参加環境と、透明性のあるIR情報の発信
施策:セキュリティ強化された専用ツールでライブ配信を実施し、双方向で質疑応答
成果:株主からの評価向上、参加率も過去最高に
ツール:ULIZA/Cisco Webex/Zoom Webinars(高度な認証と安定配信を重視)
🔍イベント運営・コミュニティ形成
事例:スタートアップE社のユーザーコミュニティイベント
目的:製品ファンとのエンゲージメント向上
施策:バーチャル空間「Remo」を活用し、交流型のウェビナー+懇親会を開催
成果:SNSでの拡散効果増大、NPS(顧客推奨度)平均+20pt向上
ツール:Remo/Zoom Events(ネットワーキング重視の構成)
ウェビナーツール選びのポイント
複数のツールを検討する際は、以下の観点を軸に比較するのがおすすめです。
💡想定参加規模・配信安定性
✓何名規模のオンラインイベントを想定しているか
✓国際配信や大規模イベント時の通信品質を考慮する
💡機能範囲・拡張性
✓申込管理からアーカイブ配信まで、一連の流れをどこまで自動化したいか
✓CRM/MAとの連携やブランドカスタマイズなどの要否
💡セキュリティ要件
✓IP制限やパスワード設定、会員認証などが必要か
✓株主総会・IR配信など、機密性が高い用途の場合は要注意
💡サポート体制
✓運営代行・コンサルティングの有無
✓国内スタッフによる迅速な対応や、稼働時のサポートがあるか
💡料金プラン・コスパ
✓初期費用や月額費用、従量課金の仕組み
✓規模が拡大した際や、長期的運用時の費用試算も確認
ウェビナーツール導入のステップ
ウェビナーツールの導入を検討されている方に向けて、参考となる導入ステップの一例をご紹介します。
1️⃣目的・対象ユーザーの明確化
まずはウェビナーの活用目的と対象ユーザーを明確にすることが重要です。
例:外部向けの製品セミナーか、社員向けの研修か など
2️⃣ 必要機能の洗い出し
目的に応じて必要な機能を整理しましょう。
例:ライブ配信、録画配信、チャット、アンケート、CRM連携、ログ分析 など
3️⃣予算設定とツール選定
事前に予算枠を定めた上で、必要な機能を備えた最適なツールを選定します。
※目的別のマトリクスなどを活用すると効果的です。
4️⃣ 無料トライアル・デモの実施
候補となるツールの操作性や視聴体験を実際に確認し、社内の関係者と評価を行いましょう。
5️⃣ 本格導入・運用マニュアルの整備
社内展開に向けて、運用ルール・配信体制・効果測定の仕組みを整備し、継続的に活用できる体制を構築します。
<活用目的の例と説明>
活用目的 | 説明 |
リード獲得・見込み客育成 | マーケティング施策としてウェビナーを開催し、商談化を促進 |
社内研修の効率化 | 多拠点対応・オンデマンド配信により研修コストと工数を削減 |
株主総会・IR情報の発信 | 安定かつセキュアな環境で双方向型の株主対応・情報開示を実施 |
製品・サービス説明会 | 外部顧客や代理店への情報共有・理解促進 |
ユーザー・ファンとの関係構築 | オンライン交流イベントでエンゲージメントを向上 |
まとめ:自社の目的・規模・運用体制から最適ツールを選ぼう
ウェビナーツールを導入することで、会場手配や地理的な制約を気にすることなくセミナーを開催できるほか、データを活用したマーケティング強化やコスト削減も実現可能です。
特に、マーケティング活動や人材育成、イベント運営においてオンラインの利便性を最大限に活かしたい場合、ウェビナーツールはもはや欠かせない存在といえるでしょう。
ただし、ひと口に「ウェビナーツール」といっても、配信の安定性、機能、セキュリティレベル、サポート体制、料金体系などはサービスによって大きく異なります。以下に、目的別の活用例をいくつかご紹介します。
📊株主総会やIR配信など、高いセキュリティと大規模な安定配信が求められる場合
→ 「ULIZA」「J-Stream Equipmedia」などが適しています。
📊マーケティング施策としてウェビナーを活用したい場合
→ CRM連携や自動配信に強い「ネクプロ」「EventHub」「Bizibl」などが有効です。
📊社内研修やクローズドな視聴環境が必要な場合
→ 視聴ログ分析や会員ポータル機能を備えた「millviポータル」「Equipmedia」「ULIZA」などが便利です。
📊参加者同士の交流を重視したカジュアルなイベントを開催したい場合
→ 「Remo」など、バーチャル空間を活用したコミュニケーション重視のツールが適しています。
📊すでにZoomを利用している場合
→ 「Zoom Webinars」によるスムーズな拡張が可能です。
📊シンプルでコストパフォーマンスを重視する場合
→ 「WebinarBase」や「LiveOn(クラウド型)」など、導入しやすいプランから始められます。
このように、利用目的や要件に応じて最適なツールは異なります。
ぜひ本記事を参考にしながら、無料トライアルや資料請求を活用して操作性や機能を実際に確認し、自社のニーズに最適なウェビナーツールを導入してください。
自社の利用シーン、必要な機能、そして予算に応じて、複数のサービスを比較・検討することが成功の鍵です。ぜひ本記事を参考に、自社の目的や規模に適したウェビナーツールの選定を進めてみてください。
オンライン配信を効果的に活用することで、商談の創出、リード獲得、社内研修の効率化など、さまざまな業務領域で高い成果を期待できます。