フリーランスで収入を伸ばす方法とは?収入を安定させる方法とは?

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フリーランスは、努力次第で売上が得られます。フリーランスで収入を伸ばして安定した生活を得て、活躍していくにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、フリーランスで収入を伸ばす方法、収入を安定させる方法をご紹介します。実際に、フリーランスで年収1000万円を稼いでいる私の体験談に基づいているため、ぜひ参考にしてください。

フリーランスで安定した収入を求めてはいけない

結論から説明すると、フリーランスで収入を伸ばすことはできます。しかし、安定した収入を求めている方には、フリーランスは向いていません。今後、フリーランスの不安定さは加速していきます。ここでは、著者の実体験をベースにして、フリーランスの収入の不安定さを詳しく解説したいと思います。

平均月収100万円でも「不安」

フリーライターで最高月収1,249,267円を稼いだ経験があり、平均月収100万円の私でも、フリーランスは安定しないと思っています。周囲からは「絶対にフリーランスとして継続していけるから大丈夫」と言われたことがありますが、そのような筆者でも不安に思うものです。不安に感じる理由として、以下のようなものがあります。

[不安定な理由]

  • 副業解禁でフリーランスに参入する方が増えてきている
  • フリーランスの仕事は単発で依頼されることもある
  • 業務内容がAIで代替される可能性は0ではない

 努力次第で稼ぐことは可能ですが、安定した収入を求めても得られません。

インボイス制度で不安定さは加速

 2023年10月からインボイス制度が始まります。インボイス制度とは「適格請求書保存方式」を指し、適格請求書を発行することにより、消費税の仕入額控除を受けることが可能です。そのため、仕事を請け負うフリーランスは「適格請求書発行事業所」になっていなければいけません。適格請求書発行事業者になるためには、課税対象事業者になる必要があります。これまで、売上1,000万円以下のフリーランスは消費税が免除されましたが、2023年10月から課税されることになります。

参考資料:PERSOL「インボイス制度とは?2023年10月から企業が対応すべきこと、免税事業者も対応が必要」

安定を求める場合は「サラリーマン副業」が最強

好きな仕事をしながら、安定した生活を送りたい方は「サラリーマン副業」を選んでみてはいかがでしょうか?サラリーマン副業であれば、平日の夜や休日に好きな仕事で副収入が得られます。

完全にフリーランスで独立すると、下記のような問題が出てきます。

[フリーランスの問題]

  • 厚生年金に加入できなくなる
  • 傷病や労災が受けられなくなる
  • ローンの審査に通らなくなる
  • クレジットカードが作れなくなる

上記のような問題が出て、生活に不自由さを感じてしまう恐れがあるため、生活に安定を求める方は「サラリーマン副業」をおすすめします。

参考資料:MONEY PLUS「会社員のまま副業するのが最強!本業と副業のパラレルワークのすすめ」

 フリーランスで安定した収入を得る方法

フリーランスで、安定した収入を得ることは難しいですが、努力により、安定収入は実現できます。収入を伸ばして安定的に仕事を確保したい場合には、下記のようなことに取り組みましょう。

営業リストを作成しておく

フリーランスで売上を伸ばしたい場合は、積極的に営業をしていきましょう。営業先リストに含めたいものには、以下のようなものがあります。

 [営業リストの内容]

  • インターネット経由
  • SNS経由
  • 直接営業
  • 勉強会
  • 地域のコミュニティ
  • 友人・知人経由

 インターネット上には、さまざまな求人サイトがあるため、営業リストにメモしておきましょう。また、企業が直接求人を出しているものもあります。気になる企業を営業リストに記載しておき、求人案件がないかを定期的にチェックすることをおすすめします。

スキルアップを怠らない

フリーランスで売上を伸ばしていくためには、スキルアップを怠ってはいけません。とくにフリーランスの場合は、技術を磨くことも大切ですが、資格取得すれば信頼度が上がり、案件が獲得しやすくなる傾向があります。そのため、関連する資格取得をするなどスキルアップに励みましょう。

顧客ファーストで物事を考える

継続して仕事がもらえるフリーランスは、顧客ファーストの姿勢を大切にしている方が多いです。1人1人のお客様が求めていることを把握し、手の行き届いたきめ細かな仕事ができるフリーランスは、継続して依頼してもらいやすいです。仕事を頂いている感謝の気持ちを忘れずに、お客様と向き合いましょう。

誠実に顧客と向き合う

フリーランスで求められるのは誠実さです。自分の実力を大きく見せてしまうと「このようなはずではなかった」「騙された」とお客様に思われてしまうかもしれません。このような信頼を失う行動は、表面化されずに、氷山の一角となり広まります。そのため、「できること」と「できないこと」は正直に伝えてください。そして、一歩一歩、着実に仕事を獲得するようにしていきましょう。

 補足:リスクヘッジは常に考える

フリーランスで収入を伸ばし、安定した生活を送る方法をご紹介しましたが、最初にお伝えした通り、将来は保障されておらず不安定です。それでも、フリーランスになりたい方は、リスクヘッジを考えておくことをおすすめします。ちなみに、私のリスクヘッジを簡単にご紹介します。

  • 収入の3割を貯金に回している
  • 不労所得のビジネスに投資をしている 

簡単にお伝えすると、フリーランスは不安定のため「貯金をする」「働けなくなったときの収入源を考える」が大事だと思っています。

フリーランスで安定した収入を得られると思ったとき

フリーランスは不安定だとお伝えしましたが、「安定した収入が得られるのではないか?」と思えるようになったきっかけがありました。

大切な仲間と言われたとき

フリーランスは仕事の繁忙期・閑散期があります。それに合わせてくれるクライアント様は基本的に多くはありません。しかし、信頼関係を築けたクライアント様に、「自社の大切な仲間だから、スケジュールを尊重するよ」と言ってもらえることがありました。

月末になると、スケジュールを聞いてくれて業務量を調整してくれます。このような関係が築けたら、安定的にフリーランスで働いていけるかも、と自信が湧きます。

スキルアップの場を頂けたとき

フリーランスは、基本的に自発的にキャリアアップを図っていく必要があります。しかし、クライアント様から「新しい技術の習得に興味がないか?」と尋ねられて、スキルアップの場が頂けたことがあります。このようなスキルアップの場を頂ける理由は、期待をされているからです。

普通は、単発で依頼するフリーランスに対して研修の場を提供はしないでしょう。そのような中、スキルアップの場を頂けたとき、安定的にフリーランスとして働いていけると感じました。

特別な賞を受賞したとき

この記事を執筆している著者は、「フリーランス100万人分の12人」という特別な賞を受賞した経験があります。その受賞歴を見て連絡をくださる方もいました。このような特別な賞は自信の1つになるので、フリーランスで食べていくと覚悟を決めた方は、目指してみることをおすすめします。

SNSのフォロワー数が増えたとき

SNSでフォロワーが増えると、仕事の相談が舞い込むことがあります。インバウンドで案件の相談がいただけます。目安的には1,000フォロワーを獲得すると月3件程度の反響が得られます。フリーランスの職種(エンジニア・デザイナー・ライター)にもよりますが、フリーランスで仕事を取っていきたい方は、SNSを運用してみてください。

不安定な収入のフリーランスを私が続ける理由

フリーランスは収入が不安定ですが、それでも私が続ける理由は以下の3つです。

尊敬できるお客様と働けているから

まず、尊敬できるお客様と働けていることが大きな理由です。尊敬できる人達の仕事に関与して、事業拡大できたときは、大きな喜びを感じられます。スキルを磨けば、さまざまな素敵な人と出会えることは、間違いありません。そのため、尊敬できるお客様と出会いたいという方は、フリーランスがおすすめです。

情報提供できるライターになりたかったから

私はフリーライターをしていますが、情報提供がしたいと思って始めました。将来的には、海外の人に日本を知ってもらうための情報提供がしたいと思っており、現在は英語のライティングを勉強中です。自分なりの夢があり、コツコツと努力できる方にとって、フリーランスは最高の仕事だと思います。

1つのことに囚われたくない性格だから

私は1つのことに囚われることが苦手で、新しいことに挑戦をし続けたい性格をしています。ちなみに、サラリーマン時代の賞与査定は、満足のいくものでしたが、新しいことが学べなくなり、フリーランスになりました。好奇心旺盛で、さまざまなことに取り組みたいという方であれば、刺激的なフリーランスは新鮮だと思います。

まとめ

今回は、フリーランスで売上を伸ばす方法と安定した収入を得る方法を解説しました。努力次第で売上を伸ばし安定収入を得ることはできますが、安定した生活を得ることは難しいです。そのため、フリーランスに安定を求めたい方は「サラリーマン副業」をおすすめします。

フリーランスは不安定です。それでも、私がフリーランスを続ける理由をお伝えしました。今後はインボイス制度も始まります。そのため、ぜひ、これを機会にフリーランスとして働くべきかを考えてみてください。