テレビCMでもお馴染みのindeed(インディード)ですが、近年多くの中小企業の採用活動に活用されています。
採用活動に課題や悩みを持つ企業も多いかと思われますが、indeedならそれぞれの企業の状況に合わせて効果的に求人募集を行うことができます。
企業の求める人材をターゲットとし、そのターゲットに合わせた求人情報を発信できるため、採用の可能性も大きくなります。
そこで今回の記事では、indeedを活用して実際に採用活動を成功させた企業について、その事例や特徴をご紹介します。
indeed(インディード)とは?
まず始めに、今回のテーマであるindeedのご紹介です。
indeedとは、ユーザーが次のキャリアを探すために、様々な求人情報をまとめて調べることのできる検索エンジンです。
indeedの特徴
indeedは一般的な転職サイトとは異なり、求人情報のみに特化した検索サービスと言えます。
例えば、他媒体だと、求人情報の検索以外に、転職成功ノウハウやヒントの提供、求人企業や転職エージェントから直接オファーが届くスカウトサービスなど、いくつかの機能が備えられている場合が多いです。
しかしindeedの場合は、求人版のGoogle、Yahoo!とも言われるように、求人情報の検索機能のみとなっています。
他にも、indeedは、世界No. 1 の求人検索エンジンとして、毎月 2.5億 人以上のユニークビジターを記録しており、それが多くの応募者獲得にも繋がっています。
indeed掲載のメリット
indeedに求人情報を掲載するメリットはいくつかあります。
まず一つ目は、indeedは、自社サイトの求人情報をそのまま掲載することができるため、他媒体に支払うコストを抑えられるということです。
加えてindeedのユーザーは、一度自社サイトを訪れた求職者が多いため、自社の業務内容等に関する理解度が高いため、応募率や定着率も自然と高くなります。
また二つ目に、indeedはGoogleやYahoo!のような検索エンジンとの相性が良く、上位表示されやすい傾向にあります。
そのため、検索エンジンから求人を探しているユーザーの流入も期待でき、ユーザー自身が気付かぬうちに、indeed内に流入し、職探ししていることも多くあります。
参考:https://jp.indeed.com/about
indeed活用の成功事例
続いて、実際にindeedを活用して採用活動を成功させた企業について紹介します。
京浜急行バス株式会社
一つ目の事例は、京浜急行バス株式会社です。
当社は1948年に京浜急行電鉄の自動車事業部門として乗合バス事業をスタートさせ、以来70年以上人々の生活を支えている会社です。
当社は東京大田区から三浦半島までを主要な事業エリアとし、近年は羽田空港の国際化に伴うインバウンドの増加など、更なるニーズが高まっていました。
しかしその一方で、バス業界全体ではドライバー不足や従業員の高齢化など、多くの課題を抱えています。
そこで、若年層の掘り起こしをメインに採用活動の本格化を開始し、「Indeed Targeted Ads (ITA) アプライ」の導入にも踏み切りました。
ITAアプライとは、Indeedの応募課金型広告サービスのことで、企業とユーザーのマッチングや、ユーザーの利用データ等を用いて、パーソナライズされた広告を表示するサービスです。
これによって当社の閲覧数が伸びるだけでなく、より潜在的なユーザーが閲覧する可能性が高まります。
実際にITAアプライ導入後、結果は大きく現れることとなります。
導入後の効果としては、まず以前と比べて問い合わせ件数が2倍から3倍に増え、また半分に満たなかった採用率も約6割を上回りました。
採用にかかるコストを考えても、コストパフォーマンスの面で大幅な改善が見られました。
Indeed では、どの端末でもインターフェースが扱いやすく、会社の情報が見やすく網羅されているため、UXの面でもユーザーの満足度が高いと言えます。
だからこそ、ユーザーが快適に情報収集をする場としてindeedは非常に最適であり、企業と求職者のマッチング率も高いと考えられます。
このようにして、indeedを活用することで、採用活動に関する様々なアイディアを得ながら、京浜急行バス株式会社は、若年層の掘り起こしを成功させることができました。
参考:https://jp.indeed.com/求人広告/ケーススタディ/京浜急行バス株式会社?hl=ja&co=JP
株式会社ケアスイッチ
二つ目の事例は、株式会社ケアスイッチです。
当社は群馬県、新潟県で住宅型有料老人ホームと訪問看護ステーションを運営する企業です。
画一的な介護支援ではなく、利用者1人ひとりのライフスタイルを最大限尊重したトータル支援が当社の魅力です。
そして現在、採用に力を入れているのが介護スタッフです。
介護業界全体では、介護の担い手の人手不足が非常に深刻となっています。
当社は他社と比べて離職率が低く、一定の人員が確保できていますが、万一の欠員補充には対応できない状態です。例えば家族の事情で突然休職することも可能性として考えられます。
こちらの施設で働く介護スタッフは、24時間365日で入居者に寄り添い、緊急の事態にも的確に対応できる高いサービスを維持しなければなりません。
そのため、慢性的な人材不足に陥らないよう、当社は採用活動により力を入れることとなりました。
具体的な求める人物像は、当社の理念や考えに共感し、利用者のニーズに合わせて的確に対応できる人材です。
従来のハローワークや紙媒体などの求人誌は、どの職種も給与などの条件や簡単な説明のみで、具体的な情報は記載がありませんでした。
そのため、当社の取り組みや求めている人物像など、お互い気持ちの良い採用ができるような情報発信が上手く行われていませんでした。
この反省を踏まえ、indeedを活用することで求人欄に多くの情報を扱い、当社のことを十分に理解してもらった上で採用へと進んでいくという流れになりました。
indeedの活用によって、求職者とのミスマッチを防ぐだけでなく、当社の取り組みに共感した人材が集まり、より効果的な採用活動となりました。
参考:https://jp.indeed.com/求人広告/ケーススタディ/株式会社ケアスイッチ?hl=ja&co=JP
株式会社ユニポテンシャル
三つ目にご紹介するのは、株式会社ユニポテンシャルです。
当社は「成長志向の若手ビジネスパーソン」と「厳選企業」をマッチングするサービスを提供する企業です。
当社の特徴は、こだわり抜いたベンチャー企業選定と、経験豊富なコンサルタントによる親身なアドバイスです。
特に、当社のクライアントは、今後のキャリアが大きな鍵となる若手ビジネスパーソンであるため、ミスマッチのない紹介を心掛けています。
当社が関わる業界全体の課題として、情報不足のため、ベンチャーへの人材流入が少ないということです。
特に、資金力は大手企業に敵わず、企業自体が魅力的であっても、優秀な人材が集まりにくいという問題点があります。
そこでベンチャーの裾野を広げることで、当社のターゲット層ともなる若手人材を増やし、業界全体を活性化させることを目標としました。
indeedは、若手や成長企業に特化したメディア設立のために導入されました。
サイトの立ち上げ後は、リリース当月で約 50%、半年経過後はおよそ 70%のコストパフォーマンスの改善が見られました。
また「若手」という当社のターゲット層をすべてのサイトへ明確に打ち出すことで、応募の 8割から 9割が 20代となり、新たにターゲット層への確実なリーチが可能となりました。
indeedの活用には他にも、膨大な人材系のビッグデータを活用出来ることが挙げられ、当社のような人材業界では必須なサービスとなっています。
参考:https://jp.indeed.com/求人広告/ケーススタディ/unipotential?hl=ja&co=JP
まとめ
今回の記事は、indeedの活用成功事例について、中小企業3社の事例をご紹介しました。
indeedは、求人情報の発信のみとシンプルなサービスながらも、ユーザー数の多さと明確なターゲティングによって多くの潜在ユーザーを獲得できます。
また、どの業界であっても、indeedを活用することによって、業界の抱える課題解決などに導くことができます。
自社の「求める人材」や「採用したい人材のイメージ」を明確にし、indeedを活用することが重要です。
ぜひ自社の採用活動を見直し、indeedの活用を検討してみてください。